Q_外反母趾は治りますか?


「外反母趾は治りますか?」 

そんなご質問をいただきました。


形のことか、動きも含めて外反母趾と呼ぶか?

形だけのことを言えば外科手術が一番早いでしょう。
でも、痛みや、歩きにくさまで含めて“外反母趾”と呼ぶなら、

話は少し変わります。

お困りごとは親指だけですか?

親指が内側に曲がっていると、その形ばかりが気になりますが、足の裏のタコや魚の目、巻き爪や寝指も併発しやすいことが特徴です。
👉️足のマメの本当の原因|靴じゃない?走るたび痛む理由と対策を解説

外反母趾は、アーチの崩れの結果だからです。



そんなことは言われなくてもわかってる──


そう思われる方も多いと思います。

では、「何ができれば、足のアーチが回復した」そう言えるのか?

明確なゴールがありますか?

計画のない対策は、問題を先送りにすることがあります。
👉️外反母趾は、どこから始まるのか

👉️工学から見た外反母趾

親指をねじった回数をカウント

素足と小指が別れた靴下を使って、歩行を観察した動画です。

無作為に抽出した20歩のうち、
小指が分離した靴下を使ったとき、

親指をねじった回数は0回でした。

つまり、
歩行を改善する余地は小指にもあるということです。

👉️小指が開くとオトクな理由│小指外転筋

👉️外反母趾でお困りの方へ│五本指ソックスとの違い

手術しないで治す場合

何もしなければ、今より良くなるのは難しいと思います。

けれど、「なんとかしたい」と思っていても、何から始めればよいのか分からず、手詰まりになっている方も少なくありません。

「外反母趾を治す」という大きな目標を、もう少し細かく分けて、一つずつクリアしていく。

それが、問題解決の糸口になります。


👉️外反母趾のリハビリテーション|小指とかかとの動きを整える方法



ポッコリは治りますか?


画像のように、外反母趾のポッコリ部は 凹みます。

ただし、 それは もともと動くものが動いた、というだけの話です。

バニオンの部分は、

正常な足であれば、
開いたり閉じたりするものです。


「閉じる動き」をするには

小指の動きが不可欠です。




この「閉じる動き」ができなくなると、


親指は、
少しずつ曲がっていきます。
外反母趾の凸部の変位
……そう考えると、

いくつか説明がつくことがあります。





これは、僕の意見です。
 





ハイヒールなどの先が細く圧迫感のある靴の常用、



扁平足・開張足などのアーチ崩れ、




加齢や、運動不足による筋力低下、遺伝的要因。



これらの言葉は、

外反母趾の“答え”として使われることがあります。



確かに、

それ自体は間違いはない。



むしろ

どの痛みにも言い当てられる

万能な“答え”であって



テストなら

模範解答といっていいでしょう。




ただ──



その言葉で説明が終わった瞬間、

状況を分析しようとする思考は止まる。





そして、もう一つ



人間の行動や選択を、

“これは仕方がないもの”として処理してしまう。



それは結果的に、

「これ以上、悪くしたくない」

「せめて痛みなく歩きたい」



そういった

人間の自由意志を軽く扱うことになる。







痛みは、単なる現象ではない。



どの動きで、

どの構造で、

どう繰り返されて起きているのか。



そこに目を向けることで、

初めて「変えられる余地」が見えてきます。





……原因を言い当てることと、

変えられる場所を見つけることは、

別の話しです。









👉️よくある質問(FAQ)
👉️この症状の根本は理論ページで解説