カテゴリー: 足の構造と動きのしくみ

足のアーチ、関節の動き、歩行や走行中に起きる体の変化など、足の構造と動きのしくみを解説しています。

  • 腓骨の動き

    腓骨の動き

    重要な割に、知られていない腓骨の動き

    ランニングで足やすねに痛みがあるとき、

    その中で注目したいのが、腓骨(ひこつ)の動きです。

    腓骨は、足首の動きに合わせて動く骨です。

    足首の構造

    スネには、2本の骨があります。

    内側にある太い骨が、脛骨(けいこつ)。
    その外側にある細い骨が、**腓骨(ひこつ)**です。

    脛骨と腓骨は、箸でつまむようにして、足首にある骨を左右から挟んでいます。

    この挟まれている骨を、**距骨(きょこつ)**と言います。
    脛骨と腓骨が距骨を挟む足関節の構造

    歩くたびに動く腓骨

    足の外側にある細い骨(腓骨)は、

    足首を曲げ伸ばしするたびに、
    腓骨は、このように動きます。
    足首の曲げ伸ばしに伴う腓骨の動き
    実際の腓骨の移動はわずかです。

    ですが、メカニカルに法則性をもち、確実に動いています。

    この小さな動きが、
    足首全体の動きを支えています。
    
    
    
    
    

    腓骨の動きとトゥーアウト

    足首を曲げるときには、
    脛骨と腓骨の間が開く「開腓」という動きが起こります。
    
    腓骨が動くことで開腓が起こり、
    距骨が足首の中で動きます。
    
    腓骨の動きが止まると、
    開腓も止まります。
    
    腓骨の動きが止まる
    ↓
    開腓が止まる
    ↓
    つま先が外を向く
    
    これがトゥーアウトです。
    アーチが倒れ込むことによって発生するトゥーアウトを解説した図
    アーチが倒れ込むことによって発生するトゥーアウトを解説した図

    トゥーアウトすると、足はどう動くのか

    つま先が外を向くと、
    足部は回内方向へ動きます。
    
    足首は内側へ倒れ込み、
    足のアーチも低下していきます。
    
    その結果、
    足の裏や内スネへ負担が集まります。
    トゥーアウトに伴う足部の回内を示した図
    足首の倒れ込みと足のアーチ低下を示した図
    腓骨の動きが止まる
    ↓
    開腓が止まる
    ↓
    トゥーアウトが起きる
    ↓
    足部が回内する
    ↓
    足首が倒れ込み、アーチが低下する
    
    足の裏や内スネに痛みがあるときは、
    足首と腓骨の動きを確認することが大切です。

    足の裏や内スネが痛い人は確認してみてください

    ランニングで、
    
    足の裏が痛い。
    内スネが痛い。
    つま先が外を向いている。
    
    このような状態では、
    腓骨を含めた足首の動きを確認してみてください。
    足首の動きを確認するリハビリテーション

    リハビリテーション

    足関節のリハビリテーション

    足首周辺の動きを確認し、必要なストレッチや運動を行います。

    • 前脛骨筋のストレッチ
    • アキレス腱のストレッチ
    • 足関節のモビライゼーション
    • 足関節と膝関節の協調運動

    ランニングで足や脚に痛みがある方へ

    ランニング障害は、痛む場所によって呼び方が変わります。

    足元から順番に確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。