シンスプリント(内スネの痛み)は仕組みを理解しましょう


シンスプリントでは、トウ角の異常が観測されます

すねの内側に痛みがある患者さんの歩行やランニングを観察すると、片脚で体重を支えるタイミングで、つま先の向き(トウ角)の異常が観察できます。
シンスプリントで片脚荷重したときに足首が内側へ倒れ込み、つま先の向きであるトウ角が崩れている状態を示した画像

シンスプリントは動きのエラー

シンスプリントの原因として、オーバーユースはよく挙げられます。

しかし、十分に運動を休んだあとでも、走り始めるとすぐに痛みが出るケースがあります。

そのとき動作を観察すると、足首や下肢の関節に無理な動きが起きていることがあります。
シンスプリントの動作確認としてジャンプ着地時の足首、膝、つま先の向きと身体のバランスを観察している比較画像

つま先が外を向いたまま進むと足を捻ります

膝が進む方向と、つま先の向きが一致しないと、スネにはねじれを伴う力が加わります。
シンスプリントで膝の進行方向とつま先の向きがずれ、スネにねじれを伴う力が加わる仕組みを示した画像

筋肉の硬さや炎症は原因ではなく結果

筋肉の硬さや炎症は、一か所に負担が集中した結果として現れます。

マッサージやストレッチは、体を整えるための大切なケアです。痛みの有無にかかわらず、日頃から行う価値があります。
シンスプリントで痛みが出やすい内スネ周辺の筋肉や組織を確認し、ストレッチやケアを行っている様子

休息や病院で相談することも必要。同時に原因を探すことも重要

では、ケアを続けても改善しない場合、体の中では何が起きているのでしょうか。

大切なのは、「なぜ、そこに負担が集中したのか」を見ることです。

負担が集中する仕組みがわかれば、どこを変えればいいのかも見えてきます。
シンスプリントで足元の傾きやねじれがスネ、膝、身体へ伝わり負担が集中する仕組みを示した画像

つま先の向き(トゥー角)の異常

トゥー角の異常は、運動習慣のない人にも、オリンピック選手のように十分な筋力を持つ人にも見られる現象です。

そこで今回は、休息や安静、筋力不足、筋肉の硬さとは異なる前提から、人間工学の視点でトゥー角の異常を考えていきます。

トウ角の異常をもたらす3つの原因

すねの内側を痛める原因となる「トウ角(つま先の向き)の異常」は、主に、
① 身体のアラインメント
② シューズの不適合・装着不良
③ ソックスによる足指の拘束と支持基底面の変形

④ランニングフォームの勘違い
この4つの条件に分けて確認します。




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