ヒールロッカー



ヒールロッカーとは、踵を支点にして足裏が床へ下りる動きです。

歩き始めに踵が接地すると、身体は前へ進みながら体重を足へ移します。

歩行で踵が接地し、踵を支点に足裏が床へ下りるヒールロッカーの動き

ヒールロッカーでは、踵を支点に足裏が床へ下ります

かかとの骨は、足首の下から後方へ張り出しています。

踵が地面に着くと、その接地点を支点に足が前方へ回転し、前足部が床へ下ります。

この動きによって、身体は体重を受け取りながら、前方への移動を続けます。

踵の骨の形と、接地点を支点に前足部が床へ下りる仕組みを示した図

足裏の下りる速さは、前脛骨筋などが調整します

ヒールロッカーは、踵の形だけで起こる動きではありません。

踵が接地したあと、スネの前側にある前脛骨筋などが働き、足裏が急に落ちないように動きを調整します。

踵の形、身体の勢い、筋肉の働きが組み合わさることで、足裏は滑らかに床へ着きます。

ランニングで踵から接地し、足裏へ荷重が移るヒールストライク走法

ヒールロッカーは、主に歩行の仕組みを説明する言葉です。

踵から接地するランニングでも、踵やシューズの形が、接地後の足の動きに関わります。

👉️ヒールストライク走法とは|踵から接地して前へ進む仕組み

歩行は、3つのロッカーが順番に働いて前へ進みます

歩行では、ヒールロッカー、アンクルロッカー、フォアフットロッカーが順番に現れます。

① ヒールロッカー

踵が接地し、踵を支点に足裏が床へ下ります。

踵を支点に足裏が床へ下りるヒールロッカーの説明図

② アンクルロッカー

足裏が床に着いたあと、足首を支点にスネと身体が前へ進みます。

足首を支点にスネと身体が前へ進むアンクルロッカーの説明図

③ フォアフットロッカー

踵が浮き、足指の付け根付近を支点に身体が前へ進みます。

踵が浮き、前足部を支点に身体が前へ進むフォアフットロッカーの説明図

シューズの踵の形は、接地後の転がり方に影響します

素足では、かかとの骨の形と接地位置によって、ヒールロッカーの動きが始まります。

シューズを履くと、踵部分の丸み、厚さ、硬さが加わり、地面へ触れる位置や足が回転する方向も変わります。

シューズの踵部分の形によって、接地位置と足の転がる方向が変わる様子を示した図

ヒール部分が自分の接地に合っているかは、シューズを履いて歩き、足が左右へ傾かず滑らかに前へ進めるかで確認します。

まとめ|ヒールロッカーは、歩行の最初に起こる回転運動です

ヒールロッカーでは、踵を支点に足裏が床へ下り、身体の前方移動へつながります。

その動きは、踵の形、身体の勢い、筋肉の働きによって調整されます。

シューズを履くときは、踵部分の形が接地後の動きにどう影響するかも確認します。


👉️まぼろし工房の足部工学理論|足元から身体の動きを見る考え方