80代女性|重度の外反母趾と変形性膝関節症


歩行時の体幹の傾きを数値で比較しました
一般的な靴下とラクちんソックスで、歩行時の体幹軸の傾きを比較しました。 見た目の変化だけでなく、歩行中に身体が左右へどのように移動しているかを角度で確認しています。 今回のデータでは、総合ブレ量(RMS)はほぼ同じでした。 一方、波形を見ると、一般的な靴下では右側から中央へ戻る動きが中心で、ラクちんソックスでは「右→中央→左→中央」と、身体の中心をまたいで左右へ体重を移す動きが見られました。 この比較で重要なのは、「揺れ幅が小さいほど良い」と単純には判断できないことです。 今回の被験者では、一般的な靴下は振れ幅がやや小さい一方で、左右への体重移動が制限された慎重歩行が見られました。 ラクちんソックスでは一部の振れ幅がやや大きくなりましたが、左右へ体重を移す歩行パターンに変化しました。


| 指標 | 一般的な靴下 A | ラクちんソックス B | 変化 |
|---|---|---|---|
| 中心からの平均ズレ | 1.128° | 1.153° | 約2.2%増加 |
| 平均的な傾き量 | 1.222° | 1.233° | 約0.9%増加 |
| ばらつき | 0.905° | 0.870° | 約3.8%減少 |
| 総合ブレ量(RMS) | 1.446° | 1.444° | ほぼ同じ(約0.1%減少) |
| 最大の傾き量 | 3.462° | 3.685° | 約6.4%増加 |
| 中央50%の揺れ幅 | 1.152° | 1.181° | 約2.5%増加 |
| 全体の振れ幅 | 5.031° | 5.073° | 約0.8%増加 |
グラフの見方
グラフの0°は身体の中心です。 0°より上は右への傾き、0°より下は左への傾きを示します。 一般的な靴下では、右側から中央へ戻る波形が多く、中心をまたぐ左右の移動は小さく見られました。 ラクちんソックスでは、中心をまたいで右にも左にも動く波形が見られました。 そのため今回の比較では、振れ幅の大小だけではなく、「身体の中心をまたいで左右へ体重移動できているか」という点も合わせて見る必要があります。
なぜ、靴下の違いで歩き方まで変わるのか
なぜ靴下を変えるだけで、立ち方や歩き方に違いが現れるのか。 今回観測された歩行パターンの変化は、足元の支持点と重心移動の関係から考えることができます。 その仕組みは、別のページにまとめています。
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👉️ 高齢者の歩行での比較
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関連する試験動画
ほかの条件でも、足元の違いによる片足立ちや歩行時の姿勢を比較しています。


本製品は、足元の動作環境を最適化し、歩行や走行時の負担を軽減するための課題解決の道具(Footwear System)として開発されています。理論の詳細は「足部工学理論」をご覧ください。



