足底腱膜炎のシューズの注意点|サイズ・前滑り・中敷きの確認方法






足底腱膜炎で足裏が痛むときは、 シューズの中に足底腱膜を刺激している箇所がないか? 中敷きに残った足跡、 靴の内側の縫い目まで確認します。
足底腱膜炎で足裏やかかとに痛みがあるときに、シューズの形や足の収まり方を確認する様子

インソールから小指がはみ出していないか?

 

中敷きから、小指がはみ出していないか?確認します。

靴のサイズが大きすぎないか?

中敷きを取り外せる場合は、インソールの後ろ側に踵を合わせ、その上に立ってみます。
靴から取り外した中敷きに踵を合わせ、足幅、小指の位置、足跡の左右差を確認している様子
大きすぎるシューズは、足底腱膜炎の原因になります。
中敷きの上に足を置き、つま先の余裕、踵の位置、足幅が靴の形に収まるかを確認している様子

まず、靴を履いて片足で安定して立てるか確認します

最初に、素足で片足立ちを行います。
次に、普段使っている靴を履き、 同じ検査をします。

その靴を履いたときに、安定してたてないようなら、その靴は足底腱膜に負担をかけています。
爪や指が靴の先端に当たると、 さらに大きいサイズを選びたくなることがあります。 しかし、踵や足の甲が固定されていない場合は、 余った空間の中を足が前へ滑り、先端へ当たることがあります。 靴の長さを変える前に、 踵の固定と前滑りを確認します。

踵を合わせてから、アッパーと靴紐を調整します

① 靴紐をつま先側まで緩める

上側の靴紐だけを緩めても、 前足部や足の甲に残った締めつけは変わりません。 一度、つま先側まで順番に緩めます。

② 踵をヒールカップへ合わせる

足を靴へ入れたら、 踵をヒールカップの奥へ合わせます。 踵が浮いた状態や、 足が前へ移動した状態のまま靴紐を締めないようにします。

③ ベロとアッパーのしわを整える

ベロが折れたり大きく片寄ったりしていると、 足の甲へ圧力が集中します。 ベロの位置を整え、 アッパーで足全体を包むように余分なしわを外へ逃がします。

④ 残った隙間を靴紐で調整する

靴紐だけで足を強く締めつけるのではなく、 アッパーを足へ沿わせたあと、残った隙間を靴紐で調整します。 つま先側には指が動く余裕を残し、 足の甲から踵側で前滑りを抑えます。 最後に、 踵が浮かないか、 足の甲に痛みやしびれが出ていないか確認します。

調整したら、もう一度片足立ちと歩行を確認します

シューズを調整したら、 最初と同じように片足立ちを行います。 ・体の傾きが小さくなったか ・踵が安定したか ・足指の力みが減ったか ・足裏の痛みが増えていないか を確認します。 そのあと短い距離を歩き、 歩行中、歩行後、翌朝の一歩目まで変化を見ます。
調整しても安定しない場合は、 シューズそのものの状態を見直します。 ・靴底が大きく片減りしている ・ヒールカップが潰れている ・ミッドソールが変形している ・小指や足幅が靴の外側へ押し込まれる ・靴紐を調整しても足が前へ滑る ・中敷きや内部の突起が痛む場所を押している ・靴を履くと片足立ちが明らかに不安定になる このような場合は、シューズの交換も選択肢に入ります。
足底腱膜炎でシューズを確認するときは、 「サイズが合っているか」だけではなく、 靴を履いたときに立ち方が変わらないか、 足が靴の中に収まっているか、 前へ滑っていないかまで確認します。 調整したあとは、もう一度片足立ちと歩行を行い、 痛みや身体の変化を比較します。

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足の傾きや運動連鎖を含めた理論については、足部工学理論をご覧ください。

参考資料:日本足の外科学会「足底腱膜炎」Guy’s and St Thomas’ NHS Foundation Trust「Choosing shoes to reduce foot pain」