アーチの低下と、アーチの崩れの違い


「土踏まずが下がっている」状態には、動作として異なる二つの意味があります。

ひとつは、身体を支えるために一時的に下がる「アーチの低下」。

もうひとつは、下がった足が元の状態へ戻りにくくなった「アーチの崩れ」です。

このページでは、その違いを整理します。
荷重や動作に応じて足のアーチが形を変え、下がったあとに元の状態へ戻る様子を示したアニメーション

足のアーチは、動作に合わせて形を変える

足のアーチは、荷重に応じて下がり、条件が変われば元へ戻ります。

歩く、走る、しゃがむとき、足が形を変えるのは、身体を支えるための本来の働きです。

そのため、アーチが下がっているという事実だけでは、異常かどうかを判断できません。

アーチの低下とは|荷重に応じて下がる動き

アーチの低下とは、荷重に合わせて舟状骨が床へ近づき、足の内側にある縦アーチが一時的に低くなることです。

その後、つま先立ちや蹴り出しに合わせて足の配置が戻るなら、足が本来持つ「下がる・戻る」という働きの一部です。
荷重を受けたときに舟状骨が床へ近づき、足の内側にある縦アーチが一時的に低下する様子を示した画像

アーチの崩れとは|元へ戻りにくくなった状態

まぼろし工房では、荷重によって下がった足の構造が、条件が変わったあとも元の状態へ戻りにくくなった状態を「アーチの崩れ」と呼んでいます。


身体の傾き、足指の配置、靴下やシューズの干渉など、複数の条件が関係することがあります。

戻りにくい状態が続くと、同じ場所へ負担が集まり、足裏や膝などへ伝わることがあります。
荷重によって下がった足の構造が、条件が変わったあとも元の状態へ戻りにくくなった様子を示した画像

違いは、アーチが下がったあとに戻れるか

アーチの低下は、必要に応じて下がり、その後に戻れる状態です。

アーチの崩れは、下がった足が元の状態へ戻りにくくなった状態です。
針金を何度も曲げ伸ばしすると元の形へ戻りにくくなるように、足のアーチが元へ戻りにくくなった状態を、私たちは「アーチの崩れ」と呼んでいます。

まとめ

アーチが下がること自体は、足に備わった本来の働きです。

大切なのは、何によって下がり、その条件が変わったあとに戻れるかという点です。

下がることが問題なのではなく、戻りにくくなった状態が「アーチの崩れ」です。
アーチの低下と、アーチの崩れの違い
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本製品は、足元の動作環境を最適化し、歩行や走行時の負担を軽減するための課題解決の道具(Footwear System)として開発されています。理論の詳細は、まぼろし工房の足部工学理論をご覧ください。
※本研究は医療的診断を目的とせず、足部構造の力学的挙動を記述しています。

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