ウィンドラスメカニズム


足の指を反らせると、足底腱膜が巻き上がり、足のアーチが高くなります。

この仕組みを、ウィンドラスメカニズム(Windlass mechanism)といいます。

歩行やランニングの蹴り出しでは、足の剛性を高め、身体を前へ進めるために使われます。
親指を反らせたときに足底腱膜が巻き上がり、足のアーチが高くなるウィンドラスメカニズムを示した図

親指が反ると、足底腱膜が巻き上がりアーチが高くなります

親指を反らせると、足の裏にある足底腱膜が張り、内側のアーチが持ち上がります。

これが、ウィンドラスの巻き上げ現象です。

足の裏が張ることで足部の剛性が高まり、身体を支えやすい状態になります。

ウィンドラスは、蹴り出すときに足の剛性を高めます

歩行やランニングの蹴り出しでは、足指の付け根が反り、足底腱膜が巻き上がります。

その結果、柔らかかった足部が硬くなり、身体を前へ押し出すためのテコとして働きます。

ただし、指が反るだけでは十分ではありません。

巻き上げた力を逃がさないためには、足部が安定し、中足部がロックされていることが必要です。

親指を持ち上げると、舟状骨と母指球の位置が変わります

ウィンドラスメカニズムは、親指を持ち上げたときのアーチの変化から確認できます。

舟状骨と母指球に印をつけ、二点を定規で結びます。
舟状骨と母指球に印をつけ、二点を定規で結んで足のアーチの高さを確認している画像
親指を持ち上げると、舟状骨が定規のラインより上へ移動し、内側のアーチが高くなります。
親指を持ち上げたときに母指球が下がり、舟状骨と内側アーチが持ち上がる動きを示した動画
今回の確認では、親指を持ち上げることで母指球が約4mm下がり、舟状骨と内側アーチが持ち上がりました。

この動きによって、足首が内側へ倒れ込む動きも抑えられます。

踵がまっすぐ上がることが、ウィンドラスの作動条件です

歩行やランニングで足を強く使うには、踵がまっすぐ上がることが重要です。

踵が垂直に上がると、中足部がロックされ、足底腱膜を巻き上げる力がアーチへ伝わります。

踵が斜めに上がると、巻き上げる力が逃げ、ウィンドラス機構が十分に働きません。
靴下の違いによって、つま先立ちをしたときの踵が斜めに上がる状態と、まっすぐ上がる状態を比較した画像

小指側にも、外側アーチを巻き上げる構造があります

ウィンドラスメカニズムは、親指側だけで起きるものではありません。

足の外側には、踵骨・立方骨・第5中足骨で構成される外側アーチがあります。

小指が反ることで立方骨が持ち上がり、外側アーチが巻き上がります。

これが、小指側にあるもう一つのウィンドラスです。

小指が内側に倒れると、外側ウィンドラスが働かなくなります

内反小趾などによって小指が内側へ倒れると、第5中足骨の軸が内側へ回り、立方骨を持ち上げるラインが崩れます。

その結果、

・立方骨が下がる
・外側アーチが潰れる
・踵が斜めに上がる
・外側ウィンドラスが作動しなくなる

という変化が起こります。

小指が倒れることは、外側アーチの機能停止につながります。

ラクちんソックスは、小指側の作動条件を整えます

ラクちんソックスは、小指を自然な位置へ戻し、外側ウィンドラスを再起動させる構造です。

小指が外へ開くことで、

・立方骨を内上方へ引き上げるラインが戻る
・外側縦アーチが巻き上がる
・踵が垂直に上がる
・足部が安定したバネとして働く

という条件が整います。
小指を独立させ、小指側の外側アーチとウィンドラス機構が働く条件を整えるラクちんソックス

ウィンドラスは、親指・踵・小指を一緒に確認します

ウィンドラスメカニズムを確認するときは、親指が反るかどうかだけではなく、次の三点を一緒に見ます。

・親指を持ち上げたときに内側アーチが高くなるか
・つま先立ちで踵がまっすぐ上がるか
・小指が内側へ倒れず、外へ動けるか

親指側と小指側のアーチがともに巻き上がることで、足は蹴り出しに必要な剛性を作ります。
本製品は、足元の動作環境を最適化し、歩行や走行時の負担を軽減するための課題解決の道具(Footwear System)として開発されています。
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