ランニングでの「かかと着地(ヒールコンタクト)」は、日本人ランナーにも多い一般的な着地方法です。

かかとから着地するのは、悪い走り方ではありません
ヒールコンタクトは、人間が効率よく前へ進むための走り方です。 踵から接地することで、踵の丸みを使って身体を前へ運びます。

問題は、シューズの「角」が先に着地することです
ランニングシューズを履いたとき、シューズの踵の外側が地面着地の瞬間に靴が横へガクッと傾くことがあります。
まぼろし工房では、この現象を「シューズの角当たり」と呼んでいます。

人間の踵は、丸い形をしています。

それに対して、ランニングシューズの踵は、人の足より大きく、四角く張り出しています。

そのため、人の踵が地面へ着く前に、シューズの外側や後ろの角が地面へ触れることがあります。 その角を支点に、シューズが横へガクッと傾く。 これが「シューズの角当たり」です。
靴が横へ傾くと、その動きは足首・スネ・膝へ伝わります
本来、踵から着地した身体は、踵の丸みを使って前へ滑らかに進みます。 ところが、シューズの角が先に地面へ触れると、前へ進むはずだった靴が横へ傾きます。 その動きは、足首、スネ、膝へ伝わります。 歩行やランニングでは、これを何度も繰り返します。
角当たりが起きているときは、シューズの3つの条件を確認します
確認するのは、次の3点です。
- 靴のサイズが大きすぎないか
- シューズの中で足が前へ滑っていないか
- 靴底が足の指の付け根で曲がるか
痛む場所だけを見るのではなく、シューズがどのように地面へ着いているかも確認します。
まとめ|かかと着地ではなく、シューズの着地方向を見ます
ヒールコンタクトそのものが問題なのではありません。 確認したいのは、人の踵より先にシューズの角が地面へ触れ、靴が横へ傾いていないかです。 シューズの接地によって生まれた傾きは、歩行やランニングのたびに足首、スネ、膝へ伝わります。 足元から身体へ力が伝わる仕組みについては、まぼろし工房の足の理論で詳しく解説しています。
