歩くときに親指の付け根が痛むときは
歩くたびに親指の付け根が痛む。
そんなときは、痛むタイミングを二つに分けると、原因が見えやすくなります。
蹴り出すときの外反母趾の痛み
ここでは、蹴り出す瞬間に起こる親指の付け根の痛みについて、なぜ痛むのか、どうすれば繰り返さないのかを解説します。
床を蹴り出すときに親指の付け根が痛む、
外反母趾で蹴り出すと痛むのは、親指の付け根に負荷が集中し、炎症が起きているためです。
ここでは、*どうすれば痛みを繰り返さずに済むのか。*その一点に絞って解説します。
診断や治療の話ではありません。痛みが強い場合は、医療機関を受診してください。
痛みを繰り返さないために、自分でできること
つま先立ちしたときに、踵はまっすぐに上がりますか?
床から踵をそっと持ち上げ、親指の動きを見てください。
踵が真上に上がらないと、親指はねじれながら動きます。
原因は筋力ではなく、足の仕組みにあります。
他の人の足を見ると、自分の足の違いが分かります
健康な足では、両足でつま先立ちをするダブル・リフトを行うと、踵は真上に上がります。
足のアーチに崩れがあると、ダブル・リフトをしたとき、踵は斜めに上がります。
これは、外反母趾そのものが原因ではありません。アーチの崩れの問題です。
体の外にある原因にも目を向ける
靴下の違いによっても、つま先立ちをしたときの踵は斜めに上がります。
踵が斜めに上がる足を正面から見ると、親指は外反母趾と同じ方向へ押し込まれる折れ曲がっています。
五本指ソックスや足袋型ソックスなら防げるのか?
五本指だから良い、先丸だから悪い、という話ではありません。
靴下の形にかかわらず、踵が斜めに上がれば、親指は物理的に無理な方向へ曲げられます。
外反母趾の予防や改善には、エクササイズも効果的です。
方法はいくつもありますが、まずは簡単で変化を確認しやすいものから始めるのが、無駄の少ない選択です。
痛みが出る動きは避けることが基本です。
痛みが強いときは、サポーターやテーピングで患部を保護し、無理に動かさず休ませることも必要です。
Q.外反母趾に五本指ソックスは効果がありますか?
執筆・検証者:近藤祐司
足の痛み、シューズ、靴下、歩き方や走り方の問題について、
構造と動作分析の視点から情報を発信しています。
「痛い場所」だけを見るのではなく、
なぜそこに負担が集まるのか。
その仕組みを、実例や観察をもとに解説しています。
1995年に静岡県富士宮市で若葉治療院を開業。
一般治療に加え、スズキ浜松陸上部、競輪選手、三菱電機スケート部など、プロスポーツ現場でのサポート実績を積む。
医療と運動の現場から、日用品の機能性を再定義する活動を開始。
※本記事は、足元の構造や動作の変化を観察・解説するものです。
特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。
強い痛みや歩行困難がある場合は、医療機関へご相談ください。