しゃがみ動作で、腰部の筋活動量に38.3%の差がありました
産業試験場で、しゃがみ動作を3回行い、背中・腰部の筋肉がどの程度働いているかを筋電図で計測しました。(自主計測)
一般的な靴下とラクちんソックスを比較したところ、ラクちんソックス着用時は、背中の筋活動量が約38.3%低く観測されました。
ここでは、筋電図の結果だけでなく、同じときに起きていた動作の違いもあわせて確認します。


今回の計測で確認できたのは、ラクちんソックス着用時に腰部の筋活動量が低く観測されたという事実です。
ただし、この結果だけで「なぜ38.3%の差が生じたのか」までを確定することはできません。
筋電図だけでなく、しゃがみ方にも違いがありました
同じ条件で身体の動きを見ると、靴下の違いによって立ち方が変わり、しゃがみ動作の始まり方にも違いが現れていました。

靴下が足指の位置を変えると、足元の支持条件が変わります。
その違いは、立位だけでなく、しゃがみ始めの姿勢にも現れます。


さらに、しゃがみ動作の途中を比較すると、頭の高さがほぼ同じでも、腰を曲げる角度に違いが見られました。

👉️しゃがみ動作の比較動画を見る
なぜ、靴下の違いで腰部の筋活動量が変わったのか
私たちは、筋電図の差を単独の現象としてではなく、足元から始まる動作の変化として考えています。
靴下によって足指の位置が変わると、足部アーチや足元の支持条件が変わります。そこから立ち方が変わり、しゃがみ動作の開始位置や体幹の使い方にも違いが生まれます。
その結果として、姿勢を支えるために腰部の筋肉が働く量にも差が現れたのではないか。これが、現在のまぼろし工房の仮説です。

まだ分かっていないことを、次の計測で確かめます
今回の自主計測では、靴下の違いによって、しゃがみ動作と腰部筋活動の両方に差が観測されました。
一方で、足部の支持条件、体幹角度、関節の動き、腰部筋活動のうち、どの変化がどの程度この差に関係したのかまでは分かっていません。
そこで現在は、静岡大学との検証に向けて、条件をそろえた計測方法を検討しています。観測された差を、動作と筋活動の両面から確かめていくことが次の課題です。
筋力を変えなくても、動作の条件は変えられる
筋力は、すぐには変えられません。年齢も変えられません。
一方で、足元の条件を変えることで、立ち方やしゃがみ方はその場で変化します。
私たちは、靴下を単に足を包む衣類としてではなく、身体が動くときの接地条件を整える道具として研究しています。
今回の38.3%という数値は、ひとつの自主計測で得られた結果です。
大切なのは、その数字だけではなく、なぜ筋活動に差が生じたのかを、足元の構造と実際の動作から確かめていくことだと考えています。
なぜ足元を変えると身体の動きが変わるのか、その全体像は、まぼろし工房の足部工学理論で詳しく解説しています。
整理候補|今回の本文では使わなかった素材
以下は、元ページにあった素材のうち、今回の本文では使用しなかったものです。削除せず、確認用としてページ下部に残しています。

紙一重の違いも、重ねれば本になる
ひとつひとつは、紙一重の違いかもしれません。
でも、その小さな違いも、毎日の動作の中で重なれば、やがて無視できない差になります。
動作が変わる様子を、動画でご覧ください

いかに、道具でラクするか
筋力はすぐに変えられない、でも、動作は変えられる。

年齢は変えられない、でも、動作は変えられる。

実際に履いても、大きな違いとしては気づきにくいと思います。
でも、誰も気づかないエラーなら、無視していい。
そう考える理由はありません。
👉️動画はこちらから
競技で培った技術が、日常を支える
私たちは、30年にわたり、競技用自転車やスピードスケートの用具セッティングに関わってきました。
1/1000秒を争う現場で、足元と身体の動きを見続けてきた会社です。

切実な社会課題を、技術で解決するために
毎日くり返す動作では、小さな差が積み重なります。
だから私たちは、その小さな差を大切にしています。
しゃがむをラクに
筋力はすぐに変えられない、でも、動作はかえられる。
立ち上がるをラクに
年齢は変えられない、でも、動作は変えられる。
実際に履いても、大きな違いとしては気づきにくいと思います。
でも、誰も気づかないエラーなら、無視していい。
そう考える理由はありません。
切実な社会課題を技術で解決するために
毎日くり返す動作では、小さな差が積み重なります。
だから私たちは、その小さな差を大切にしています。

なぜ、動作が変わるのか?
靴下の違いで、なぜ動作が変わるのか。
その理由を詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
※動画の中の感想は個人のものです。
ラクちんソックスは何かを治す器具ではありません。
服です。

