土踏まずを上げればアーチは上がる?│インソールの種類と注意点


今回は、インソールについて考えてみます。
インソールとは、
靴の中に入れて使う中敷きのことです。

インソールの種類

一般的なインソールには、

・土踏まず側が厚いもの
・中央部分が厚いもの
・外側が厚いもの


などがあります。

つまり、

自分の症状に合わないインソールを使うと、
期待していた効果とは、まったく逆の作用が出ることがあります

「局所」ではなく「全体の傾き」を見る重要性

土踏まずを上げればアーチは上がる?

一般的に、
内側へ倒れ込んだ踵を
カップ型のインソールで支えると、
踵がそれ以上、内側へ倒れ込まないように固定される。

あるいは、
低下した内側アーチが、
下から持ち上げられる。

そんなイメージはありませんか?
扁平足にインソールでアーチをサポート

でも実際には、

 低下したアーチの下に厚みを加えると、アーチが持ち上がるというより、身体そのものが外側へ傾いてしまうことがあります。
扁平足にインソールでアーチをサポート

インソールの上に片足で立ってみましょう

もしも、運動に使う目的でインソールを使うなら、床にインソールを置き、その上で片足立ちをしてみましょう。
土踏まずだけを持ち上げるつもりだったのに、体が傾いてしまうことがあります。

次にシューズの中に入れて片足で立ってみましょう

シューズには、もともと内側が厚く設計してあるものがあります。
また、幅の違いにより、インソールが斜めにセットされてしまうことがあります。
土踏まず部分を持ち上げるつもりが、体ごと持ち上がってしまう場合があります。

「医療(保護)」と「運動(動作改善)」の目的の混同



一方、患部を守ることと、歩いたときの身体全体の動きを整えることは、目的が異なります。

痛みや損傷部を守るための処置と、歩行中の身体の傾きは、分けて確認する必要があります。

オーダーメイドのインソール

「計測して作ってもらったインソール」でも、シューズに入れると安定して立てないことがります。

この状態で運動するのは危険です。

医療用のインソールの場合

足底腱膜炎の保存療法では、足底腱膜にかかる張力を減らす目的で、アーチパッドを使うことがあります。


これは間違いではありません。
アーチサポーターを柄y時は、床に土踏まずをつけないように、足裏の外側を着いて歩きます。




土踏まず部分は、もともと床との間に空間ができる構造になっています。

そのため硬いものや突起を踏むと、足裏を痛めやすい構造です。
アーチパッドを使うことと、
その状態で走っていいこととは別の話になります。

足底腱膜炎の例

足の裏の痛みで整形外科を受診し、「足底腱膜炎」と診断され、アーチサポートを処方されたケースです。
インソールでアーチをサポートする足
アーチサポートを使わない状態と、
使った状態で歩行を比較しました。

すると、
アーチサポートを付けたときに、身体が外側へ傾きました。
インソールで体が傾く様子
整形外科で使用する装具や松葉杖には、捻挫や半月板損傷などで傷ついた部分を守り、足にかかる体重を状態に合わせて調整する役割があります。

まとめ

土踏まず部分を持ち上げれば、床から土踏まずまでの距離が遠くなることは事実です。

ですが、望んでいた結果とは違うことになるかもしれません。


■実際に持ち込まれた例■

では、どうすればいい??

「その痛みの原因は、アーチの低下が原因です」

そう言われたときから、本来は、ただ不安なく生活したいことが目的だったはずなのに、「インソール選び」が目的になってしまうことがあります。

足のアーチとは何か? 

正しい知識を身につけることが不安からの開放に近づく糸口です。

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