ランニングシューズの履き方│アッパーを整える


ランニングシューズは、靴紐を締める前に、アッパーを足の形に合わせて整えます。 このページでは、出荷時のアッパーを開き、足の甲に沿わせる方法を説明します。

まず、靴紐をすべて緩めます

シューズを初めて履くときは、靴紐を必ず下まで緩めます。 一番手前の紐を4cmほど残し、上から下まで均等に緩めてください。 膝でシューズを軽く挟むと、両手が使えて作業しやすくなります。
新品のランニングシューズの靴紐を一番下まで均等に緩め、アッパーを足の形に整える準備をしている様子

出荷時のアッパーは、スリッパのように丸まっています

シューズの側面にある布の部分を、アッパーと呼びます。 工場から出荷されたシューズのアッパーは、スリッパのように内側へ丸まった形になっています。
工場から出荷された新品のランニングシューズで、側面のアッパーが内側へ丸まり、スリッパのような形になっている状態

内側のアッパーを剥くように開きます

アッパーが内側へ丸まったまま走ると、 ・シューズに小指が当たる ・身体がふらつきやすくなる ・シューズの中で足が前へ滑る ・足や膝への負担が増える といった問題につながることがあります。 靴紐を緩めたら、内側の土踏まず側にあるサイドアッパーを、軽く剥くように起こして開きます。
ランニングシューズの土踏まず側にある内側アッパーを、内側へ丸まった状態から外へ剥くように起こしている様子
今、形を整えた部分が、スポーツシューズのアーチサポートになります。
スポーツシューズの内側アッパーを起こし、土踏まずに沿って足を支えるアーチサポート部分の位置を示した画像
強く引っ張るのではなく、軽く剥くように起こし、足の形に近いアーチサポートを作ります。
ランニングシューズの内側アッパーを土踏まずに沿う形へ整え、足の形に近いアーチサポートを作った状態

ベロは、内側が高く外側が低い斜めに整えます

足の甲は、左右対称ではありません。 内側は厚く、外側は薄い形をしています。 そのため、ベロも、内側が高く外側が低い「斜め」の状態に整えます。
足の甲の内側が高く外側が低い形に合わせ、ランニングシューズのベロを斜めに整えた状態を確認する画像

アッパーを整えた状態を確認します

アッパーを整えたら、次の状態を確認してください。 ・内側のアッパーが起きている ・アッパーが足の甲に沿っている ・ベロの内側が高く、外側が低くなっている ここまで整えてから、靴紐を足に合わせて締めていきます。

まとめ|アッパーを足の形に整えてから履きます

出荷時のアッパーは、まだ足の形に整えられていません。 内側のアッパーを開くことで、足の甲に自然に沿う形を作ります。 ベロは、内側が高く外側が低い角度に整えます。 この準備が、シューズの中で足を安定させ、怪我のリスクを減らすことにつながります。

ランニングシューズの履き方

痛む場所だけでなく、足元から身体へ力が伝わる仕組みを知ると、別の見方が見つかることがあります。詳しくはまぼろし工房の足部工学理論で解説しています。