カテゴリー: 足の痛み・お悩み別解説

外反母趾、内反小趾、足底の痛み、かかと・膝・すねの痛みなど、足まわりのお悩みを症状別に解説しています。

  • 小指側の浮き指(ウオノメ・マメ)について

    いつも同じ場所にウオノメができて痛い。
    
    立ったときに、小指が床から浮いている。
    
    この症例では、ウオノメができる場所と、小指の接地、足裏の形、足首の向きを左右で比較しました。
    
    足裏の一点へ圧が集まる理由は、ウオノメのある場所だけを見るよりも、足首から確認すると分かりやすくなります。

    左足では、同じ場所にウオノメが繰り返していました

    ご相談は、左足の裏にいつも同じ場所へウオノメができ、歩くと痛むというものでした。
    
    立った状態では、左足の小指が床から浮いていることも気になっていました。
    左足の裏に繰り返しできたウオノメと、床から浮いている小指側の状態

    困っていない右足では、母指球から小指球まで面ができています

    最初に、ウオノメで困っていない右足を確認します。
    
    足指を持ち上げると、母指球から小指球にかけて、前足部に平らな面が現れました。
    
    この面で地面を捉えることで、体重を広い範囲へ分散できます。
    ウオノメで困っていない右足で、母指球から小指球まで平らな面ができている様子

    ウオノメがある左足では、前足部の平面が崩れていました

    次に、ウオノメができている左足を確認します。
    
    同じように足指を持ち上げると、母指球から小指球へ続く面に凹凸があり、足裏の一部が尖ったような形になっていました。
    ウオノメがある左足で、母指球から小指球へ続く前足部の平面が崩れている様子

    足裏の尖った部分へ、歩くたびに圧が集まります

    足裏に平らな面ができていれば、体重は広い範囲へ分散されます。
    
    一部が尖った形になると、立つ、歩く、走る動作のたびに、その場所へ圧が集中します。
    
    同じ場所への圧と摩擦が繰り返されることで、タコ、ウオノメ、マメができやすくなります。
    前足部の尖った部分へ体重が集中し、ウオノメやタコができやすくなる場所を示した画像

    前足部の形は、足首の向きに合わせて変わります

    足裏の形は、足首から下の向きに合わせて変化します。
    
    足首を内返し方向へ動かすと、母指球から小指球へ続く水平アーチが持ち上がり、前足部はアーチ状になります。
    足首を内返し方向へ動かしたときに、前足部の水平アーチが持ち上がる様子
    足首を外返し方向へ動かすと、前足部の骨の位置が変わり、足裏の一部が尖ったような形になります。
    
    つまり、ウオノメができている場所と、足首の向きは、別々の問題ではなく、ひとつの構造としてつながっています。
    足首を外返し方向へ動かしたときに、前足部の平面が変わり、一部が尖った形になる様子

    ウオノメと小指の浮きは、足首まで一緒に確認します

    小指が床から浮くと、小指球で身体を支える範囲が小さくなります。
    
    身体を支える場所が減ることで、前足部の別の場所へ圧が移動します。
    
    同じ場所にウオノメやマメが繰り返すときは、
    
    ・小指が床へ触れているか
    ・母指球から小指球まで面ができているか
    ・踵と足首がどちらへ傾いているか
    ・左右で足裏の形が違っていないか
    
    この四つを一緒に確認します。

    この症例では、足首への施術後に足裏の平面が変化しました

    この症例では、足首の動きに関係するスネの外側を、オイルを使って施術しました。
    足首の動きに関係するスネの外側へ、オイルを使って施術している様子
    施術後に足指を持ち上げて確認すると、母指球から小指球へ続く面の形に変化が現れました。
    
    ここで確認しているのは、ウオノメそのものを削った変化ではありません。
    
    足首の向きが変わることで、その先にある前足部の形も変化したという観察です。
    足首への施術前後で、母指球から小指球へ続く足裏の平面が変化した比較画像

    左右の足裏を比べると、圧が集まる理由が見えます

    足裏にウオノメやマメができるときは、痛む場所だけでなく、左右の足を同じ条件で比較します。
    
    椅子に座り、足指を持ち上げて、母指球から小指球までの形を見ます。
    
    次に立った状態で、小指の接地、踵の傾き、足首の位置を確認します。
    
    左右を比べることで、圧が一点へ集まる前に起きている変化を見つけやすくなります。
    足裏のウオノメやマメを確認するときに、左右の小指、前足部、踵、足首を比較する方法

    足裏と一緒に、足首の向きと小指側の接地を整えます

    繰り返すウオノメやマメを考えるときは、皮膚への処置と一緒に、圧を集めている足の使い方も確認します。
    
    小指側まで地面を捉えられること。
    
    母指球から小指球まで、前足部に面ができること。
    
    踵と足首が、身体を支えやすい位置にあること。
    
    この三つを確認することで、足裏の同じ場所へ圧が集中する理由が見えやすくなります。
    足裏の圧を分散するために、小指側の接地、前足部の平面、踵と足首の位置を確認する画像

    まとめ|同じ場所にできるウオノメは、足首から確認します

    足裏に平らな面ができていれば、立つ、歩く動作で加わる圧を広い範囲へ分散できます。
    
    足首の向きが変わり、前足部の一部が尖った形になると、その場所へ圧が集中します。
    
    小指が床から浮いている場合は、小指側で身体を支える範囲も小さくなります。
    
    同じ場所にウオノメ、タコ、マメが繰り返すときは、痛む場所と一緒に、小指の接地、前足部の平面、踵と足首の向きを左右で比較します。