80代女性を対象に、普段使用している靴下とラクちんソックスで歩行を比較しました。
足元の条件によって、歩行姿勢や身体の傾きにどのような違いが現れるのかを確認しています。
一般的な靴下とラクちんソックスで、歩行を比較しました
一般的なソックスとラクちんソックスを、
同じ条件で比較しました。

体幹軸の傾きの違い
今回の比較では、一般的な靴下では体軸が右側へ偏っていましたが、ラクちんソックスでは身体の中心(0°)付近を基準に歩くようになりました。

高齢者特有の「ふらふら歩行」の可視化
- 不規則で突発的なブレ:
一般的な靴下の歩行では、波が大きく上に跳ねたり、下に沈んだりしています。

これは、歩くたびに体が「右によろめき、慌てて左に立て直す」という失調性歩行やふらつきがリアルタイムに起きている状態を表しています。
ラクちんソックス:自然で安定した歩行リズム
高齢者であっても、「右足に体重が乗る ➔ 左足に体重が乗る」という本来の自然な体重移動がリズミカルに行えていることを示しています。

歩幅の違い
身体の横への傾きが大きくなると、転ばないために次の足を早く着く必要があります。
そのため、横揺れが変わると歩幅にも違いが現れます。
この違いは、グラフの波形からも確認できます。

なぜ、靴下の違いで歩き方まで変わるのか
歩くときのグラつきは、片足で身体を支える安定性によって変わります。
その理由は、
足の小指と、片足で身体を支える仕組みにあります。
詳しくは、こちらのページにまとめています。
歩行データを数値で比較すると
今回の解析では、基準線の誤差を取り除くため、
一般的なソックスとラクちんソックス、それぞれの平均値を0°に補正しています。
そのうえで、
「揺れが小さいか」だけではなく、
身体の中心を軸に左右へどのように揺れているかを比較しました。
| 指標 | 一般的なソックス A | ラクちんソックス B | 見方 |
|---|---|---|---|
| 平均的な傾き量 | 0.853° | 1.015° | Bは自然歩行のため振れ幅がやや大きい |
| ばらつき | 1.043° | 1.193° | Bは左右への動きが大きい |
| 総合ブレ量(RMS) | 1.043° | 1.193° | 振れ幅そのものはBが大きい |
| 最大の傾き量 | 3.231° | 3.180° | 最大値はほぼ同じ |
| 中央50%の揺れ幅 | 1.555° | 1.992° | Bは通常歩行時の振れ幅が大きい |
| 全体の振れ幅 | 5.596° | 5.614° | 全体幅はほぼ同じ |
| 右方向の平均振幅 | 0.931° | 1.088° | ― |
| 左方向の平均振幅 | 0.787° | 0.951° | ― |
| 左右対称率 | 84.5% | 87.4% | Bの方が左右均等に近い |
| 外側80%の左右対称率 | 85.6% | 95.6% | Bは0°を中心にかなり対称 |
この比較で重要なのは、 振れ幅が小さいほど良い、ということではありません。 一般的なソックスでは慎重歩行によって振れ幅が小さくなっています。 ラクちんソックスでは、 身体の中心を軸に左右へほぼ均等に動いており、 自然な左右への体重移動が見られました。 特に、外側80%の左右対称率は、 一般的なソックス 85.6% ラクちんソックス 95.6% となっています。
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