足底腱膜炎のテーピングの目的
足底腱膜炎に対するテーピングの主な役割は、足底腱膜にかかる過剰な牽引ストレスを和らげることです。
これにより、痛みを軽減し、足底腱膜が回復しやすい状態をつくります。

足底腱膜炎の簡単なテーピングの方法はこちらから

そのため、「ピリ!」っときた直後は「固定」「安静」「冷却」が基本になります。
簡単なテーピングでも、急性期の処置で効果が高まります。

足底腱膜炎のテーピング
・足の裏の皮膚に黒ずみがある
・激しい痛みで足を床につくことができない
・足に強い腫れや熱感がある
これらの症状があるときは、迷わず外科を受診してください。
このページでは、
5cm幅の非伸縮テープを使い、
第4中足骨付近から小指側、かかと、親指側へと、
足裏を包むように貼る方法を紹介します。
テープを強く引くのではなく、
足の形に沿わせて置いていくことが基本です。
テープの幅で迷ったときは
テーピングを買いに行き「何センチの幅を買えばいい?」そう迷ったときは、指二節分を目安にするといいですよ。

皮膚と足指の動きを確認してから、テープを貼り始めます
① 第4中足骨付近に基礎テープを置く
第4中足骨付近、薬指側の付け根から貼り始めます。
テープを強く引かず、皮膚の上へ置く程度の強さで貼ります。
足の形に沿って、外側へ進めます。


② 足指を軽く反らして、締めつけを防ぐ
足指を矢印の方向へ軽く反らし、その位置で止めます。
足指を反らす目的は、
立ったときにテープがきつく締まることを防ぐためです。
足の甲を圧迫しないよう、
テープは引っ張らずに置いていきます。

③ 薬指と小指を軽く下げ、小指の外側まで貼る
薬指と小指を軽く下へ向け、
テープを足裏から小指の外側まで貼ります。
足裏の横幅を強く締めるのではなく、
横アーチの形に沿って、中央へ軽い谷を作るイメージです。

小指の外側まで貼ったら、
すべての足指を反らせるか確認します。
足指の動きが小さくなった場合は、
制限がなくなる位置までテープを戻し、貼り直します。
フラッグで方向を変え、小指側からかかとの後ろへ進めます
④ 折り返し部分にフラッグを作る
小指側でテープを折り返します。
折り返した部分を指でつまみ、
小さな「フラッグ(旗)」を作ります。
フラッグを作ることで、
テープをねじらずに進行方向を変えられます。

⑤ 小指側からかかとの後ろへ貼る
フラッグで方向を変え、
小指の外側から、かかとの骨の後ろへ向かって貼ります。
小指側を中央へわずかに寄せながら、
足裏に軽い谷を作るように進めます。
ここでもテープを強く引かず、
足の輪郭に沿わせます。


小指の外側から、かかとの後ろを通り、
再び小指側へ戻ります。
かかとの後ろで方向を変えたときに生じるたるみは、
つまんで新しいフラッグを作ります。
かかとを回ったテープを、小指側から親指側へ戻します
⑥ かかとのフラッグを倒し、親指側へ進める
かかとの後ろに作ったフラッグを、
足の甲側へ倒してから、その上をテープが通過します。
小指側から親指側へ、足裏を横切るように貼ります。
足部は体重をかけると横幅が変化します。
立ったときの広がりを残し、強く巻きつけないことが大切です。

親指側へ到達したら、
すべての足指を反らせるか、皮膚が強く引かれていないか確認します。
テープは親指の横、やや上方で切ります。
足の甲を一周するように巻きつけません。
足裏を横切るテープで、フラッグと基礎テープを固定します
⑦ 母指球の下からかかと側へ貼る
母指球のやや下から、かかとの方向へテープを貼ります。
先にかかとへ作ったフラッグを収納するように重ね、
足の甲側、小指側で止めて切ります。

⑧ 小指側から足裏を通り、親指側で止める
足の甲側、小指側から貼り始め、
足裏を通って親指側へ進めます。
最後は、第1中足骨付近、
親指側の付け根の上でテープを切って止めます。


貼り終えたら、立位と歩行で締めつけを確認します
貼り終えたら、次の順番で確認します。
① すべての足指を曲げ伸ばしできるか
② 足指の色や温度に変化がないか
③ 片足で立ったとき、甲や小指側が締めつけられないか
④ 数歩歩いて、痛みが増えていないか
しびれ、冷たさ、皮膚の変色、かゆみ、強い圧迫感、
痛みの増加がある場合は、すぐにテープを外します。
初めて貼るときは短い時間から試し、
皮膚と歩行後の反応を確認してください。
足底腱膜炎の全体像へ戻る場合はこちら。
足の傾きや運動連鎖を含めた理論については、足部工学理論をご覧ください。
本ページは一般的な情報です。皮膚の状態や既往歴によってテーピングが適さない場合があります。症状が強い場合は、医師や理学療法士などへご相談ください。

