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  • インソールが原因の足の痛み│後脛骨筋炎

    中学2年生の女子です。
    
    小学生からチアダンスをしています。
    
    半年前から、内スネの骨の際を押すと痛みが出ます。
    膝が痛くなることもあります。
    
    病院や接骨院では「後脛骨筋炎」と言われ、インソールをすすめられました。
    
    しかし、症状は悪くなるばかりです。
    
    インソールは使ったほうがいいですか?
    内スネの骨の際に痛みが出る後脛骨筋炎の相談例
    インソールは、入れたこと自体で有効かどうかが決まるものではありません。
    
    実際にシューズを履いた状態で、
    
    片足で安定して立てるか。
    真っ直ぐジャンプできるか。
    着地でバランスを崩していないか。
    
    その動きを確認する必要があります。
    チアダンスで内スネと膝の痛みが続いた症例

    複数のインソールを試しても、内スネと膝の痛みが続いていました

    市販のインソールから、
    病院で勧められたもの、
    オーダーメイドのものまで──
    
    これまでに、さまざまなインソールを試したそうです。
    
    しかし、内スネと膝の痛みは改善せず、
    
    困り果てた末に、
    千葉県から来院されました。
    後脛骨筋炎の症例で使用していたチアシューズとインソール

    後脛骨筋への負担は、片足立ちと着地の傾きに現れていました

    後脛骨筋は、足の内側を支える筋肉です。
    
    片足で立ったときに身体が傾き、
    着地でバランスを崩す動作が続くと、
    
    内スネ側には、その動きを支えるための負担がかかります。

    同じシューズでも、靴下を変えるとジャンプの軌道が変わりました

    普段の練習で使用しているチアシューズを履き、
    
    片足立ちと、
    片足ジャンプの動きを確認しました。
    
    比較した条件は、
    
    左が、普段使用していた靴下。
    右が、ラクちんソックスです。
    
    シューズとインソールは変えていません。
    普通の靴下とラクちんソックスで片足ジャンプの軌道を比較した画像
    普段使用していた靴下では、
    
    ジャンプの軌道が傾き、
    着地でバランスを崩していました。
    片足ジャンプ後の着地で内スネへ負担がかかる動作
    身体が傾いた状態から着地するため、
    
    内スネ側でバランスを支える動きが大きくなっています。
    片足ジャンプで身体が傾く動作を示した画像
    着地では、膝にも傾きが現れていました。
    
    この症例では、
    
    内スネの痛みと膝の痛みが、
    別々に起きていたわけではありません。
    
    ジャンプから着地までの一連の動作の中に、
    両方へ負担をかける動きが見られました。
    片足ジャンプの着地で膝に傾きが現れる動作の比較
    実際の動きは、動画で確認できます。
    ここで確認できるのは、
    
    痛みを生んでいた動きが、
    インソールだけで決まっていたわけではないことです。
    
    同じシューズとインソールでも、
    
    靴下を変えると、
    片足立ちやジャンプ、着地の動きに違いが現れました。

    インソールは、メーカー名ではなく実際の動きで確認します

    今回使用していたシューズにも、
    有名メーカーのインソールが入っていました。
    
    ただし、
    
    これは特定のメーカーや、
    インソールそのものの良し悪しを断定する話ではありません。
    シューズに入っていたインソールを確認する画像
    市販品でも、
    病院で勧められたものでも、
    オーダーメイドでも、
    
    本人の足やシューズに合っているかどうかは、
    実際の動きを見なければ分かりません。
    
    インソールを入れた状態で、
    
    片足立ちが安定するか。
    片足スクワットで身体が傾かないか。
    真っ直ぐジャンプして着地できるか。
    
    ここを確認します。

    まとめ|片足立ちとジャンプで、インソールとの相性を確認します

    インソールは、
    
    市販品か。
    病院で勧められたものか。
    オーダーメイドか。
    
    それだけで、有効かどうかを判断することはできません。
    
    この症例では、
    
    同じシューズとインソールのまま、
    靴下を変えただけで、
    
    片足立ちとジャンプ、
    着地の動きに違いが現れました。
    
    インソールを使うときは、
    
    シューズや靴下を含めた実際の状態で、
    片足立ちとジャンプを行い、
    
    身体が傾いていないかを確認します。