タグ: あおり運動

  • あおり運動とは?正しい歩き方で足の痛みを予防|ラクちんソックス公式

    歩き出すとき、前へ出した足のつま先は、少し外側を向くことがあります。

    歩き始めに前へ出した足のつま先が少し外側を向いている様子。ここから足裏の荷重が移動し、蹴り出し時につま先が前を向く過程を確認する画像

    ところが、歩行の最後に地面を蹴り出すときには、つま先は前を向いています。

    かかとの外側から小指側、母指球へと足裏の荷重が移動し、最後につま先を前へ向けて蹴り出す足のあおり運動を示した動画
    外向きに着いた足が、蹴り出すときには前を向く。
    
    この向きの変化は、
    足裏で荷重する場所が移動することによって起こります。
    
    この一連の動きを、
    足の「あおり運動」と呼びます。

    足の向きが変わるのは、足裏で荷重が移動するためです

    歩行中の足裏では、同じ場所に体重がかかり続けているわけではありません。

    かかとから着地した荷重は、足の外側、小指の付け根、親指の付け根へと移動し、最後は親指側から前方へ抜けていきます。

    この荷重移動によって、着地時には少し外を向いていた足が、蹴り出しに向かって前方へ回り込みます。

    足裏の荷重が、かかとの外側から小指球を通り、母指球と親指側へ移動する足のあおり運動の流れを示した図解
    かかとの外側から小指側、母指球へと荷重が移動します。

    あおり運動は、かかとの外側から始まります

    1.かかとの外側で着地する

    歩行では、前へ出した足のかかと付近から地面に触れます。このとき、荷重はかかとのやや外側から入り始めます。

    歩き始めに足を前へ出し、かかとの外側から着地しようとしている様子。あおり運動の最初の荷重位置を示す写真

    2.足の外側と小指側で体重を受ける

    かかとから入った荷重は、足裏の外側を通り、小指の付け根にある小指球へ移動します。

    この段階では、足はまだ少し外側を向いています。

    足を少し外向きに出し、足裏の外側から小指側で体重を受けている歩行中の様子を示した写真

    3.小指側から母指球へ荷重を移す

    身体が足の上を通過すると、荷重は小指側から、親指の付け根にある母指球へ移っていきます。

    この移動に合わせて、足とつま先の向きも前方へ変わります。

    足裏の荷重が小指側から母指球と親指側へ移動し、足の向きが前方へ変わっていくあおり運動の途中を示した画像

    4.つま先を前へ向けて蹴り出す

    最後に荷重が母指球と親指側へ移ると、足は前を向き、進行方向へ地面を蹴り出します。

    足裏の荷重が母指球と親指側へ移り、つま先を進行方向へ向けて地面を蹴り出すあおり運動の最終段階を示した動画

    かかとの外側から入り、小指側、母指球、親指側へと荷重を移す。この連続した動きが、足のあおり運動です。

    足は着地時の衝撃を受け止めながら、次の一歩へ向けて身体を前へ運びます。

    あおり運動が乱れると、つま先が外を向いたまま進みます

    足裏の荷重が小指側から母指球へ移らないと、足は外を向いた状態から前方へ戻りにくくなります。

    • つま先が外を向いたまま身体が前へ進む
    • 母指球と親指側へ十分に荷重が移らない
    • 足首や膝にねじれが伝わる
    • 左右への身体の傾きやグラつきが大きくなる

    このような歩き方は、一般にトーアウトと呼ばれます。

    足の向きが戻らない状態は、足や膝への負担につながります

    つま先が外を向いたまま身体が前へ進むと、足裏の荷重線と身体の進行方向にずれが生まれます。

    その状態が続くと、足部のアーチ、足首、スネ、膝などに、傾きやねじれを伴う負荷が伝わります。

    • 足底腱膜付近への負担
    • 内スネへの繰り返しの負担
    • 親指の付け根に偏った荷重
    • 足首や膝のねじれ

    痛みの名称だけを見るのではなく、歩行中に荷重がどのように移動しているかを確認すると、足元から起きている動きを捉えやすくなります。

    あおり運動は、足の形ではなく歩行中の動きから確認します

    足のアーチが高いか低いか、つま先が静止時にどちらを向いているかだけでは、あおり運動が行われているかは判断できません。

    歩いたときに、かかとの外側から小指側、母指球へと荷重が移り、最後につま先が前を向いているか。その一連の流れを確認することが大切です。

    足元から身体へ力が伝わる仕組みを知ると、つま先の向きや足の痛みを、別々の問題ではなく、一つの動きとして見ることができます。