ランニングのたびに、足裏の同じ場所へマメができる。
ソックスを変えるとしても、サイズ・厚さ・素材のどれで選べばよいのか──。
もう一つ、確認してほしいことがあります。
ランニングソックスを履いた状態でつま先立ちをしたとき、
踵がどの方向へ上がり、身体がどのように動くかです。
このページでは、マメができにくいランニングソックスを選ぶための
つま先立ちチェック(約5分)を紹介します。

マメができにくいランニングソックスは、つま先立ちで踵が真上に上がるかを確認して選びます
ランニングソックスを選ぶときは、
サイズや厚さだけでなく、履いた状態での動きも確認します。
つま先立ちで踵が真上に上がり、
身体の傾きやねじれが小さい靴下は、
足裏の一部へ負担が集中していないかを判断する材料になります。
一度だけで良し悪しを決めず、
素足と複数の靴下で同じ動作を比べてください。
足裏のマメは、圧・ずれ・摩擦・湿気が同じ場所に重なると生じやすくなります
走るたびに同じ場所へマメができる場合、
その部分では接地のたびに圧とずれが繰り返されています。
靴の中で足が前後左右へ動くことに加え、
汗や雨で皮膚が湿ると、摩擦による水ぶくれが生じやすくなります。
マメができた場所は、
足裏のどこへ負担が集まっているかを知る手掛かりです。

靴下の違いによって、つま先立ちの足裏と踵の上がり方が変わる場合があります
次の画像は、同じ人が素足と靴下でつま先立ちをした比較です。
靴下を変えると、
足指の動かしやすさや前足部の支え方が変わり、
踵の上がる方向や身体のブレ方にも違いが現れる場合があります。
この比較は診断ではありません。
靴下が今の足に合っているかを確認するための観察です。

足裏の凸部へ圧が集中すると、同じ場所にマメが繰り返されます
つま先立ちをしたとき、
前足部が広い面で支えられず、一部が凸状に盛り上がることがあります。
その凸部が靴の中敷きへ強く当たれば、
母指球や第2趾の付け根など、限られた場所へ圧が集中します。
踵が斜めに上がる場合は、
足裏が広い面で床を押せているかも一緒に確認します。

蹴り出しで身体が回転すると、足裏にもねじれを伴うずれが生じます
ランニングでは、足裏が地面を押したあと、身体が前方へ進みます。
踵が斜めに上がり、蹴り出す方向が進行方向から外れると、
上半身や骨盤にも回転が現れることがあります。
そのとき足裏では、
前後方向の摩擦に加えて、ねじれを伴うずれが生じる可能性があります。

次の画像では、蹴り出しに伴って身体が回転する様子を確認できます。
足裏のマメを考えるときは、
マメができた場所だけでなく、身体がどの方向へ進んでいるかも観察します。

靴下を変えたときの回転の違い
下の画像を押すと、靴下を変えたときの走行比較を動画で確認できます。
踵の方向と、身体が左右へ回転する大きさをご覧ください。

👉️真っ直ぐに蹴り出せない理由
5分チェックでは、踵の方向・身体の傾き・ねじれを比較します
① ランニングソックスを履いて肩幅に立つ
普段使っているランニングソックスを履き、
転倒しないよう、壁や椅子へ手を添えられる場所で行います。
② ゆっくり踵を上げる
勢いをつけず、両足でゆっくりつま先立ちをします。
・踵が真上に上がるか
・左右どちらかへ流れていないか
・足裏の一部だけが強く当たっていないか
痛みが出た場合は中止してください。
③ 正面と後方から動画を撮る
鏡だけでは分かりにくいため、スマートフォンで撮影します。
・踵の上がる方向
・身体の左右への傾き
・踵を上げる瞬間のねじれ
この3点を確認します。
④ 素足と別の靴下でも同じ条件で比べる
床、立つ位置、撮影方向、動作速度をそろえます。
それぞれ3回ほど行い、
同じ変化が繰り返し現れるかを確認してください。
この検査で病名やマメの原因を確定することはできません。
靴下を履いたときの動作環境を比較するための検査です。

👉️足に不安があるときは、この片足立ち検査をしてみてください
まとめ|サイズや厚さに加えて、履いたときの動きを確認します
ランニングソックスを選ぶときは、
サイズ、厚さ、吸湿性、縫い目に加えて、履いた状態での動きも確認します。
つま先立ちで、
・踵が真上に上がる
・身体の傾きが小さい
・ねじれが少ない
・足裏の一部だけが強く当たらない
こうした条件がそろっているかを、素足や別の靴下と比べます。
マメを保護するだけで終わらせず、
同じ場所へ負担が集まる条件を一つずつ見直すことが、次の一歩になります。
本製品は、足元の動作環境を最適化し、歩行や走行時の負担を軽減するための課題解決の道具(Footwear System)として開発されています。理論の詳細は『足部工学理論』をご覧ください。



