
足の内側にある、ポッコリとした骨の出っ張り。 これが「舟状骨(しゅうじょうこつ)」です。 学生のサッカー選手では、ボールを蹴ると痛い。 ランナーでは、シューズ内側のサポート部分に当たって痛い。 そのような症状が出ることがあります。
よくある対処法
インソールを勧められることがあります。 「舟状骨が落ちている」から、下から支えれば大丈夫と思われがちですが……

落ちる場所に突起があると、その部分が衝突して痛みが強くなることがあります。
👉️インソールは有効ですか?
保存療法としては悪くありません
ただし、 内側が高い靴で走ると、アーチが上がるのではなく、身体全体が外側へ傾きやすくなります。

そのため、サポートを使った状態で運動を続けることは、控えたほうが無難です。
テーピングでは効果を感じにくいのも、舟状骨トラブルの特徴です
また、テーピングでは効果を感じにくいのも、舟状骨トラブルの特徴です。

なぜ、内くるぶしの下の骨が出るのか?
足の内側にある舟状骨(しゅうじょうこつ)は、身体が外へ傾いたときに、内側へ押しつぶされるように膨らむ特徴があります。

👉️ランニングの痛みを繰り返す人へ|足の運動連鎖でわかる本当の原因
つまり、「骨が変形してきた」のではなく、身体のバランスが崩れることで、足首が形を変えてバランスを取ろうとしているのです。 これは、靴下の違いによるジャンプ着地の一コマです。 左右を比べてみてください。 内側のポッコリとした舟状骨の膨らみの違いが分かりますか?

舟状骨に痛みが出る主な3つの要因
① 身体が外へ傾くと、舟状骨は内側へ倒れてくる
② トゥーアウト(つま先外向き)が起きている
👉️プロネーションを防ぐ仕組み

👉️トゥーアウトを防ぐ
③ 足のアーチが低下している
👉️アーチの低下を防ぐ
靴下やシューズによる影響もあります

- 指先の締めつけが強い靴下 👉️症例を参照
- 五本指ソックスの使用 👉️五本指ソックスで足首が倒れ込む事例
- シューズの形状や硬さ 👉️症例104を参照
これらが舟状骨の位置を左右する要因になることは、まだあまり知られていません。
まぼろし工房のアプローチ
ラクちんソックスは、これらの問題を舟状骨と小指の連動を再現する独自構造で改善するために、研究を重ねて作られた靴下です。
👉️なぜ作ったのか?

👉️症例103|スポーツソックスとラクちんソックスによる舟状骨の位置比較(動画あり)
動画で違いを比べてください
👉️動画を参照
実際の動作で、舟状骨の沈み込みがどのように変わるかをご覧ください。
舟状骨の低下とは?
舟状骨(しゅうじょうこつ)は、足の内側アーチの要となる骨です。 この骨が下がると、土踏まずがつぶれ、足首が内側へ倒れ込みやすくなります。 その結果として、膝や腰の痛み、歩行・ランニング時のねじれにつながります。
普通の靴下で起きること
下の比較写真は、「市販の靴下」と「素足」を並べて撮影したものです。 市販の靴下を履くと、足の内側にある土踏まずが落ち込み、舟状骨が下方へ沈んでいることが確認できます。 これは、靴下の締めつけや編み構造が横アーチを押しつぶし、足の動きを制限しているためです。 一方、素足では舟状骨が自然な高さを保ち、アーチがきれいに維持されています。 つまり、普通の靴下は、知らないうちに舟状骨の低下を助長しているのです。
なぜ、舟状骨が下がると問題なのか?
舟状骨が下がると、踵が内側へ倒れ、すねが外方向へ傾きます。 これによって過回内が起こり、次のようなトラブルの根になります。
- 足底筋膜炎
- 後脛骨筋炎
- 膝のねじれ(ニーイン)
まぼろし工房の研究視点
私たちは、単に「土踏まずが落ちた」と考えるのではなく、なぜ落ちるのかを観察し、動作として解析しました。 写真は、片足立ちテスト時のフレーム比較です。 市販の靴下では舟状骨が沈み、足首が内側へ倒れています。 素足では舟状骨が保たれ、膝の軸も安定しています。 この小さな差が、実際の走行や歩行では大きなエネルギー損失と疲労の蓄積を生みます。
舟状骨骨折(足の舟状骨骨折)
概説|舟状骨骨折とは
舟状骨とは、この骨です。


※ここでは、高所からの落下や打撲などの外傷を除き、ランニング・歩行疾患に限定して記述します。

舟状骨骨折は、一度の強い衝撃が骨へ加わって起こる通常の骨折とは異なります。 日々のトレーニングによって骨へ疲労が蓄積した結果、骨がもろくなり、通常では骨折しないような軽い捻挫や、片脚で踏ん張る動作の際に骨折してしまいます。 骨がもろくなっていく過程で、前兆となる痛みを感じる選手もいれば、特に痛みを感じず、完全に骨折してから舟状骨骨折に気づく選手もいます。
舟状骨骨折を起こす原因
舟状骨骨折は、足部の伸展(背屈)が強制されることで起こります。


トゥーアウトが原因となるもの
舟状骨骨折を起こす原因の一つに、トゥーアウトがあります。 トゥーアウトは、足のアライメント異常や、ミクリッツ線の異常などから生じます。

つま先が正常に正面を向いている場合、足首は正常な方向へ曲げることができます。


つま先が外を向いた状態で足首を曲げると、足首を正しく曲げることができず、その代償動作として足のアーチがつぶされてしまいます。





アーチがつぶれた状態で、プッシュ(身体の後ろ側にある足で路面を押し、身体を前へ進めるフェーズ)を行うと、足の甲へ無理な力が加わり、舟状骨を痛めてしまいます。

フォームが原因となるもの

・着地の位置が後方すぎる ・ディスエンゲージメントで足に荷重が残っているなど、フォームに問題がある

その他の原因
- 不適切なシューズ:サイズや用途が合っていないシューズを使用している
- シューズのセット位置:シューズのセット位置が悪い
- シューレース:シューレースが硬い、または締めすぎている
原因は、人によってさまざまです。



骨折の痛みを治療するだけではなく、なぜその骨折が起きたのか。 一人ひとり異なる原因を追究し、根本から解決していくことが不可欠です。
症状
スポーツ時の軽い痛みから始まり、徐々に痛みが強くなり、スポーツの継続が難しくなります。 初期には足の腫れがほとんどなく、歩けないわけではありません。 レントゲン撮影では、骨折線が写ることもあれば、写らないこともあるため、放置されることがあります。 突然「パキッ」と音がして、骨が完全に折れることもあります。 その場合は、足を着けないほどの痛み、腫れ、熱感が生じます。



