タグ: 後脛骨筋炎

  • なぜ内くるぶしの下の骨が痛くなるのか|有痛性外脛骨の原因

    なぜ内くるぶしの下の骨が痛くなるのか|有痛性外脛骨の原因

    足の内側、内くるぶしの少し下にある骨の出っ張り。

    この周辺には、
    舟状骨と外脛骨があります。

    歩いたり走ったりすると、
    この場所に痛みが出ることがあります。

    有痛性外脛骨の痛みを考えるときは、
    骨の位置と、
    その周辺へ繰り返し加わる力を一緒に見ていきます。
    有痛性外脛骨で痛みが出る内くるぶしの下の骨の出っ張りを示した画像

    内くるぶしの下には、舟状骨と外脛骨があります

    足の内側、
    土踏まずの上にある骨が「舟状骨(しゅうじょうこつ)」です。

    その舟状骨の近くに、
    「外脛骨(がいけいこつ)」という骨を持つ人がいます。

    有痛性外脛骨では、
    この周辺に歩行や運動による力が繰り返し加わり、
    痛みにつながります。
    足の内側にある舟状骨と内くるぶし周辺の位置関係を示した画像

    片足で身体を支えると、足首には体重がかかります

    歩行やランニングでは、
    一歩ごとに片足で身体を支える瞬間があります。

    このとき、
    身体が外側へ傾くと、足首は内側へ倒れるように動きます。

    身体の傾きと足首の位置は、
    一つの動きとして連動しています。
    片足で身体を支えたときの身体の傾きと足首の内側への倒れ込みを示した画像

    足首が内側へ倒れると、舟状骨周辺が内側へ張り出します

    足首が内側へ倒れると、
    足の内側にある舟状骨周辺も内側へ張り出します。

    有痛性外脛骨で痛みが出るのも、この周辺です。

    つまり、
    足首の倒れ込みが大きくなるほど、
    内くるぶしの下にある骨や、その周辺組織へ加わる力も変化します。
    足首が内側へ倒れることで舟状骨周辺が内側へ張り出す動きを示したGIF画像

    舟状骨には、後脛骨筋の腱がつながっています

    舟状骨には、
    足首を内側から支える後脛骨筋の腱がつながっています。

    足首が内側へ大きく倒れると、
    舟状骨周辺の骨、腱、靱帯にも力が加わります。

    歩行やランニングでは、
    この部分が体重を受けながら繰り返し働きます。
    足首の倒れ込みによって後脛骨筋と舟状骨周辺へ力が加わる位置関係を示した画像

    歩くたびに、同じ場所へ負担が積み重なります

    一歩の中で起きる動きは小さくても、
    歩行やランニングでは同じ動作を何度も繰り返します。

    片足で体重を受ける。
    身体が傾く。
    足首が内側へ倒れる。
    舟状骨周辺へ力が加わる。

    このサイクルが続くことで、
    内くるぶしの下へ負担が積み重なります。
    足首が内側へ倒れ込み、内くるぶしの下へ負担が加わる動きを示したGIF画像

    身につけるものによっても、足首の動きは変わります

    次の画像は、
    靴下の違いによるジャンプ着地の一場面です。

    同じ人でも、
    身につけるものによって身体の傾きや足首の位置が変わります。

    そのため有痛性外脛骨では、
    身体の状態と一緒に、
    普段使っている靴下やシューズも確認します。
    靴下の違いによるジャンプ着地時の足首と舟状骨周辺の位置を比較したGIF画像

    痛みにつながる動きは「片足立ち」で確認します

    有痛性外脛骨の痛みを考えるときは、

    痛む場所。
    身体の傾き。
    足首の倒れ込み。
    身につけている靴下やシューズ。

    この順番で確認します。

    歩行は片足立ちの繰り返しです。

    まず動きを止めて片足で立つと、
    どこで足首の位置が変わっているのかを確認しやすくなります。
    有痛性外脛骨の痛みも、痛む場所だけではなく、片足で身体を支えたときに足元からどのように力が伝わっているのかを見ると、動きの全体像が分かりやすくなります。

    足部全体の構造と身体の動きについては、まぼろし工房の足の理論で詳しく解説しています。