20代女性を対象に、素足とラクちんソックスで歩行を比較しました。
ラクちんソックスでは、揺れのばらつきと振れ幅が小さくなりました
ばらつきは約12.5%減少し、中央50%の揺れ幅は約19.6%減少しました。
また、歩行全体で見た振れ幅も、約7.0%小さくなっています。
今回の比較では、ラクちんソックスを履いたときに、すべての数値が一様に小さくなったわけではありません。
中心からの平均ズレや、平均的な傾き量は、わずかに大きくなっています。
一方で、揺れのばらつきや、揺れが集中する範囲は小さくなりました。
つまり今回のデータでは、
身体の位置そのものは少し変化しましたが、
歩行中の揺れ方は、より狭い範囲にまとまる傾向が見られました。
「どれだけ傾いたか」だけではなく、
「その揺れが、どのくらいの範囲に収まっていたか」を見ると、
素足とラクちんソックスの間に違いが現れています。
歩行データを数値で比較すると
今回の解析では、素足とラクちんソックスの歩行時の体幹傾斜データを比較しました。
身体が中心からどれくらいズレているか、
どの程度ばらついているか、
そして揺れの幅がどれくらいあるかを数値で確認しています。
| 指標 | 素足 A | ラクちんソックス B | 変化 |
|---|
| 中心からの平均ズレ | 0.852° | 1.007° | 約18.3%増加 |
| 平均的な傾き量 | 1.070° | 1.109° | 約3.6%増加 |
| ばらつき | 0.955° | 0.835° | 約12.5%減少 |
| 総合ブレ量(RMS) | 1.279° | 1.308° | 約2.3%増加 |
| 最大の傾き量 | 3.576° | 3.681° | 約2.9%増加 |
| 中央50%の揺れ幅 | 1.341° | 1.078° | 約19.6%減少 |
| 全体の振れ幅 | 5.710° | 5.308° | 約7.0%減少 |
この比較では、
ばらつき、中央50%の揺れ幅、全体の振れ幅が小さくなりました。
一方で、中心からの平均ズレや平均的な傾き量など、一部の指標はわずかに大きくなっています。
「すべての揺れが小さくなった」という結果ではなく、
揺れの散らばり方や、揺れが収まる範囲に違いが現れたという結果です。
なぜ、靴下の違いで歩き方まで変わるのか
では、なぜ靴下を変えるだけで、立ち方や歩行中の身体の傾きに違いが現れるのか。
その理由は、足の小指と、片足で身体を支える仕組みにあります。
詳しくは、こちらのページにまとめています。
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執筆・検証者:近藤祐司
足の痛み、シューズ、靴下、歩き方や走り方の問題について、
構造と動作分析の視点から情報を発信しています。
「痛い場所」だけを見るのではなく、
なぜそこに負担が集まるのか。
その仕組みを、実例や観察をもとに解説しています。
1995年に静岡県富士宮市で若葉治療院を開業。
一般治療に加え、スズキ浜松陸上部、競輪選手、三菱電機スケート部など、プロスポーツ現場でのサポート実績を積む。
医療と運動の現場から、日用品の機能性を再定義する活動を開始。
※本記事は、足元の構造や動作の変化を観察・解説するものです。
特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。
強い痛みや歩行困難がある場合は、医療機関へご相談ください。