カテゴリー: 足の痛み・お悩み別解説

外反母趾、内反小趾、足底の痛み、かかと・膝・すねの痛みなど、足まわりのお悩みを症状別に解説しています。

  • 痛む場所だけ見ても治らない?有痛性外脛骨の原因を「片足立ち」で見極める方法

    有痛性外脛骨では、内くるぶしの下に痛みが出ます。

    その場所に、
    歩くたびにどのような力が加わっているのか。

    歩行を「片足立ちの繰り返し」として見ると、
    身体の傾きと足首の動きから、その仕組みが見えてきます。

    まずは素足で片足立ちをして、
    身体と足首の動きを確認します。

    歩行は、左右の足で片足立ちを繰り返す動作です

    歩くときは、
    右足、左足と交互に体重を受けながら前へ進みます。

    片足に体重が乗っている瞬間は、
    その足だけで身体を支えています。

    歩行中の身体の傾きや足首の動きは、
    片足立ちにするとゆっくり確認できます。
    片足で身体を支えたときの身体の傾きと足首の位置を確認した画像

    体が外へ傾くと、足首は内側へ倒れます

    片足で身体を支えたとき、
    体が外側へ大きく傾くと、足首は内側へ倒れます。

    すると、
    内くるぶしの下にある舟状骨の周辺が内側へ張り出します。

    有痛性外脛骨で痛みが出るのも、この周辺です。
    足首が内側へ倒れ込むと内くるぶしの下が張り出す様子を示した画像

    歩くたびに、同じ場所へ負担が積み重なります

    歩行では、
    片足で身体を支える動作を一日に何度も繰り返します。

    一歩ごとの負担は小さくても、
    同じ場所へ力が加わる動きが続けば、
    その負担は少しずつ積み重なります。

    そこで確認するのが、
    「どこが痛むのか」と、
    「なぜ、そこへ力が集まるのか」の両方です。

    身体の傾きは、反対側の足の動きにも現れます

    片足で身体が傾くと、
    身体は反対側の手足も使ってバランスを整えます。

    反対側の足の向きが変わったり、
    上体の位置が変わったりすることもあります。

    有痛性外脛骨を見るときは、
    痛みのある足と一緒に、
    身体全体がどのように動いているかも確認します。

    まず素足で、片足立ちを7秒確認します

    歩いているときの動きは速いため、
    片足立ちにすると変化をゆっくり観察できます。

    まず素足で片足立ちをして、
    7秒間、姿勢を保ちます。

    確認するのは、
    身体がどちらへ傾くのか。
    足首がどちらへ動くのか。
    腕や反対側の足で、
    どのようにバランスを取っているのか。

    この3つです。

    次に、靴下とシューズを履いて同じ動きを確認します

    素足で確認したら、
    いつも使っている靴下を履いて、もう一度片足で立ちます。

    次にシューズを履いて、
    同じように確認します。

    素足。
    靴下。
    シューズ。

    一つずつ条件を加えることで、
    どの段階で身体の傾きが変わるのか。
    どの段階で足首の位置が変わるのか。

    その違いを見つけやすくなります。

    有痛性外脛骨は、痛む場所と身体の動きを一緒に確認します

    内くるぶしの下に痛みがある。

    そこから一歩進んで、
    歩くときに身体がどちらへ傾くのか。
    足首がどちらへ動くのか。
    靴下やシューズで、
    その動きがどう変わるのか。

    有痛性外脛骨という骨の位置と、
    そこへ力を集めている身体の動き。

    この二つを一緒に確認すると、
    痛みの背景にある条件を整理しやすくなります。
    足元から身体へ動きがつながる仕組みは、まぼろし工房の足部工学理論で解説しています。