ラクちんソックスで期待できること|片足動作の安定感
ラクちんソックスの特徴のひとつに、片足で身体を支えたときの安定感の向上があります。
同じ人が同じ動作を行い、靴下の条件だけを変えて比較すると、身体の傾き、着地時のブレ、膝の捻れ方に違いが観測されました。
ここでは、その違いを3つの観測データで確認します。
観測データ1|片足ジャンプ時の体の傾きが40%減少
素足とラクちんソックスで、片足ジャンプ時の身体の傾きを比較しました。
ラクちんソックス着用時は、比較条件に対して体の傾きが40%減少しました。(注1)
注1|「体の傾きが40%減少」の計算方法
体幹の揺れは、標準偏差、最大振幅、RMSなどを使って比較します。
五本指ソックス(A)の標準偏差が2.0°、ラクちんソックス(B)の標準偏差が1.2°の場合、(2.0 − 1.2)÷ 2.0 ×100 = 40%減少、という形で表現します。
観測データ2|シューズを履いた状態でも着地のブレが減少
バレーボールシューズを履いた状態で、片足ジャンプ時の体の傾斜角度を比較しました。
ラクちんソックスでは、傾きの振れ幅が小さく、着地時の体のブレが少ないことが確認できます。
観測データ3|着地時の膝の捻れにも違い
身体のグラつきだけではありません。
片足ジャンプの着地では、靴下の違いによって膝の捻れ方にも違いが見られました。
なぜ、ラクちんソックスで安定感が変わるのか
なぜ、靴下を変えるだけで身体のグラつきが変わるのか。
私たちは、足指の位置と足部骨格の連結によって、荷重に対する足部の強度が変化するためだと考えています。
今回の比較では、片足ジャンプ、シューズ着用時の着地、膝の捻れという異なる観察で、ラクちんソックス着用時の安定性の違いを確認しました。
足元が安定すると、身体は余計な補正動作を行いにくくなります。なぜ足指の位置によって足部の強度が変わるのかは、まぼろし工房の足部工学理論で詳しく解説しています。
整理候補の素材
研究中の動画を公開しています
実験の様子や測定風景を、動画でご覧いただけます。
開発の裏側も含め、ぜひご確認ください。
※研究時の映像です。足の状態や使用環境によって、感じ方には個人差があります。
執筆・検証者:近藤祐司
足の痛み、シューズ、靴下、歩き方や走り方の問題について、
構造と動作分析の視点から情報を発信しています。
「痛い場所」だけを見るのではなく、
なぜそこに負担が集まるのか。
その仕組みを、実例や観察をもとに解説しています。
1995年に静岡県富士宮市で若葉治療院を開業。
一般治療に加え、スズキ浜松陸上部、競輪選手、三菱電機スケート部など、プロスポーツ現場でのサポート実績を積む。
医療と運動の現場から、日用品の機能性を再定義する活動を開始。
※本記事は、足元の構造や動作の変化を観察・解説するものです。
特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。
強い痛みや歩行困難がある場合は、医療機関へご相談ください。