有痛性外脛骨に見られる足首内側の凸部は、骨の変形と思われていますが、外科手術をしなくても改善できる可能性を感じました。
小学生陸上部:足首の内側の痛み
初期の有痛性外脛骨を観察する
有痛性外脛骨の患者さんは、何ヶ月も痛みが続いいた後に病院を受診し、治らなくて困り果てて来院院する事が多いのですが、今回の症状は珍しく初期の症状でした。
初期の有痛性外脛骨を観察することで、有痛性外脛骨の痛みが、どのように発生するかを観察することができました。
全身を整えることで、ランニングフォームは変化する
足部には一切手を触れず、足部以外の全身を30分間のマッサージを行い、ランニングファオームを観察しました。
治療前
治療後
踵が胸より前に出ない
これは、ランナー全般的に言えることですが、疲労が溜まった状態で走ると、前に出る足(踵)が、胸より前に出なくなります。
治療前の走りは上に跳ねている
治療前の走りは右脚のキックで真上に跳ねています。
治療前の走りは着地の位置が後方にある
治療前
治療後
- 治療前は足の踵の位置が、お尻より後方にあります。
- 治療後は足の踵の位置が、お尻より後ろにありません。
舟状骨の低下(アーチ低下)
足の舟状骨とはこの骨のことをいいます。
治療前の着地では、舟状骨部分がポッコリと出ていましたが、治療後の着地では出っ張りがなくなりました。
●有痛性外頸骨は、最初からある骨の変形ではなくて、こうして作られていくのではないでしょうか??
●アーチの低下や、舟状骨の低下は痛みの原因と言われていますが、僕は原因ではなく、体のエラーの結果だと思っています。本来、人のもつ生体力学のシステムは、歩く、走るの衝撃を上手に吸収し、その力を推進力として前に進むエネルギーに変換します。しかし、背中や腰、股関節がオーバーワークにより、上手に動けなくなってくると、正常な体の動きが行えなくなり、衝撃を上手に受け流すことができなくなり、足首の骨に負担がかかります。その時、骨が壊れるのを水際で防いでくれているのが、アーチの低下や、舟状骨の低下ではないでしょうか??
そんな事を思いました。
〈このページにリンクしているページ〉