肩甲骨のモビライゼーション
1)両手を水平に挙げて立ちます。
全身の歪みをとるためにも、鏡を見ながら行うか、誰かに見てもらいましょう。
●重要なポイント●
手のひらを下に向けること
・腕は水平でしょうか?
・左右の踵(かかと)の位置は前後していないでしょうか?
・つま先の向きは左右正面を向いているでしょうか?
・ヘソは真っ直ぐ前を向いているでしょうか?
・ベルトのラインは水平でしょうか?
・そして、広げた腕は本当に水平になっているでしょうか?
立っただけで体が曲がっているようなら、動いている時も曲がっています。
体が曲がっていれば効率の悪い動きをしたり、故障に繋がることもあります。
足くび、踵、足の裏など、どこかを壊している人は、
この姿勢が正しくとれない場合がほとんどです。
手のひらを下に向けることで、肩甲骨をロックできます。
腕を引くのではなく、背中の筋肉で肩甲骨を寄せる感覚を身に付けて下さい
肩甲骨を可能なかぎり寄せていきます。
腕は水平、手のひらは下です。
※ 上から見たところです
2)肘を曲げます
腕のちからコブが力まない程度に肘を曲げます。手のひらは下です。
3)右のひらを正面に向けます。
両方の肩甲骨は背骨側に寄せたまま、右の手のひらを正面に向けます。
※肩甲骨は寄せたままです。
4)左の肩甲骨を背骨から引き離します
左の肩甲骨を背骨から遠ざけていきます。
左の肘を上腕の角度で前に出すイメージです。
右の肩甲骨は背骨に寄せたままです。そうする事によって、より左の肩甲骨を背骨から引き離す事ができます。
5)右腕をあげる
左の肩甲骨を背骨から引き離したまま、左手で右肩を触ります。
左の肩甲骨が背骨から遠くに行くことで、右の肩甲骨はさらに動きやすくなります。
左の肘をなるべく体から遠くに、遠くに距離をとりながら、円を描くように左肘を正面まで持ってきます。
右腕の肩甲骨は背骨に寄ったままになっているでしょうか?確認して、背中が開いているようでしたら、右の手のひらを下に向けたまま、もう一度、肩甲骨を背骨側に寄せて下さい。
右の鎖骨の外がわを、左手で触りながら、
手のひらが正面→手のひらが下 →手のひらが正面の動きを繰り返します。
左手で触る意味は、右肩が前に来ないように確認する意味です。
腕を動かすのではなく、肩甲骨を前に傾けたり、後ろに傾けたりするイメージです。
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