ヒール・ストライクとは
ヒール・ストライクとは、異常歩行を表す用語のひとつです。 heel=踵(かかと) strike=攻撃・打ちつける
(“ヒールストライク”と“ヒールストライク走法”は別のものです)
- 足を床に着く時に踵が痛む
- サッカースパイクや、野球のスパイクを履いて走ると痛い
- スポーツはやっていないけど日常生活で歩くと痛い
- 安全靴で歩くと悪化する
- 朝起きたときにベッドから降りて立つときに痛い
- マラソンで走り始めはいいけど10km過ぎると痛い
そんな症状が多く見られます。
人の踵(かかと)の骨が床に着くとき、踵の骨の外側から着くように作られています。
踵の中心を地面に着くと、足は壊れます。
踵の中心を着いてしまう原因
踵の真ん中から着く原因は、地面に足がつく前の体の傾きが原因です。
踵の痛みの原因は反対の足
踵が痛む足の反対の足に原因がある事がほとんどです。
蹴り出す足(体を支える方の足)が傾くと、着地をする側の踵を着く位置は狂います。
立脚側(体を支える方の足)が傾くと、床に足がつく側の足の膝は伸びきったまま接地します。
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膝が伸び切って踵が地面に着くと、衝撃を打ち消す事ができません。
痛みと症状
臨床をする中で、一番多く見られるのは、痛む踵の反対側の足に問題があるケースです。
反対足の立脚期に体幹の異常な傾きが起きるために、カウンタームーブメントとして痛む側の足が内側に入り、本来踵を着くべき個所でない部分で踵を着いてしまいます。
その他にも、
- 腰、背中の回旋不良
- 股関節、お尻の硬さ
- 左右の足の足長差
- 足関節の硬さ
- 足関節プロネーション
- 前足部の異常
など、ヒールストライクを起こす原因は多岐にわたります。
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ヒールストライクを起こす原因
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このように、踵の痛みの原因は、局所の異常ではなく、体全体の動作が引き起こす場合が少なくありません。
踵の痛みを治すには、局所だけにとらわれず、全体の動作を見る必要が、問題解決の一番の近道です。
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