腓腹筋/ひふくきん
腓腹筋が張るのは、練習のしすぎだけではありません。
体の真下で着地しても、シューズの構造が悪ければ膝は落ちます。
膝が落ちると、負担が増えて疲れるだけでなく、
膝や、ふくらはぎを痛めます。
片足ジャンプしてからの着地で、前のめりになる靴は、
ランニングの着地でもそうなります。
「膝が落ちるのは着地の位置が体の真下でできていないから」
それがランニングの定説でしたが、
僕の研究では、
「体の真下で足をついても、シューズの構造が悪ければ膝は落ち、フォームは崩れる」です。
腓腹筋が痛くなる原因の三要素は下記の通りです。
- 衝撃(シューズの劣化、シューズの形状、フォームの問題など)
- 使用率(シューズのドロップ角度、フォームの問題、練習場所の選択ミスなど)
- 回復量(効果の薄いストレッチ、痛くなる原因を解明・改善ができていない、オーバーワークなど)
ボトムディスセンターで足の着く位置が、体より後ろにあると(いわゆる足が流れる状態)使用頻度が増えるため、疲労感や、肉離れを起こしやすくなります。
腓腹筋は、大腿骨から踵に向かって付着する筋肉です。
「下腿三頭筋」の構成にも関与しており、
ヒラメ筋とともにアキレス腱に移行します。
走行はヒラメ筋と似ていますが、ヒラメ筋とは少し役割が異なります。
腓腹筋は速筋線維が多く、素早い動きに対応できる筋肉です。
また、腓腹筋は膝上から始まるため、
立った姿勢を維持する役割も果たしています。
スポーツの場面では、
短距離走やジャンプ競技で活躍する事が多いです。
例えば、短距離のスタートやジャンプなどの、
地面から足が離れる瞬間に爆発的な力を生み出します。
他にも、
サッカーなどでは後方から前方への素早い方向転換で活躍します。
つまり・・・
「前や上に進む」ための原動力を担うのが腓腹筋と言えるでしょう。
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