高校一年生、ハンドボール部の女の子の来院がありました。
主訴は足の甲の痛み(急性期)です。2019/03/09
シューズの編目が、右と左で違います。
痛めているのは右足です。
靴ひもの最後の紐を上から下に通すと、
ベロの真上で直接紐を閉めることになるので、
ベロの浮き沈みがなくなります。
これは、ハードルや、跳躍競技、短距離の陸上などで、
シューズをきつく締め上げたい時には有効ですが、
足の腱や、周囲の滑液包を締め上げてしまい、
滑液包炎を起こしやすいので注意が必要です。
同じような現象が、楕円の紐を使うと起こりやすいので注意が必要です。
〈参考記事〉 シューレースの種類
特に、こだわりがないのなら、
一番上の紐はこのように締めると良いでしょう。
今回、足の甲を痛めた原因のもう一つは、
シューズのサイズが合っていない事も原因しています。
ずいぶん大きなシューズを履いていました。
シューズのサイズが大きいと、足が靴の奥まで入ってしまい、
結果的に、最後に靴ひもを通す穴が、
足首の曲がり面より上に来てしまう為、
滑液包を閉めてしまいます。