ペガサス35と36を履き比べてデータ取りを行いました。2019-08-29 09:38:35
どちらのシューズの方が優れてるとか、そういう類の話じゃないんです。
モデルが一個変わっただけで、これだけの変化が出るのかなぁ?・・・なんて気になって。今日はそんな話。
左がペガサス35、右が36.右足のテイク・オフ(take off)の瞬間。
モデルがひとつ変わっただけで、意外と動きが変わるものですね。
35のモデルの方が腰の位置が前後しないため、スムーズに走れているように見えるけど、
どちらも同じ 時速8km/hの話なので、速度をあげればまた動きは変わると思う。
また、35と36で使用してる距離も違うから、どちらが優秀なシューズとか、
そういうレビューを書くのが目的じゃなくて・・・
同じメーカーの同シリーズのモデルが一つ変わるだけでも動きは変わる。
まして、メーカーが変わればもっと変化します。
動きが変われば、体の中の筋肉の使う割合も変わります。
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右足のテイク・オフ(take off)の瞬間
35では母趾球の後ろ寄りで蹴っているけど36では母趾球の前寄りで蹴っている。
Q.足底筋膜炎になりやすいのはどちらでしょう?
Q.ジョーンズ骨折を起こしやすいのはどちらでしょう?
35では右膝に溜めが残っているけど、36では貯めがない。
35の方が足首は曲がっていて、36の方が90度に近い角度で抜けていく。
Q.アキレス腱炎や、肉離れを起こしやすいのはどちらでしょうか?
左足のタッチ・ダウン(touch down)の瞬間。
左足のくるぶしの位置が、35では胸骨の真下だけど、36は胸骨より後方位置で着いている。
オスグッドの痛みが出ている子のランニングフォームを見ると、
くるぶしの位置が胸骨の真下より後ろに着く場合が殆どです。
胸骨より前で着けば、タッチ・ダウンの衝撃はお尻の筋肉が負担することになるけど、
真下より後ろで着けば腿の前面の筋肉で衝撃を受け止める事になります。
それが、オスグッドの原因だと僕は考えています。
左足のディスセンター(左足に一番体重がかかるタイミング)
左足の踵(シューズの一番後ろの部分)が、35では、お尻のほぼ真下、36ではお尻より後方にあります。
足首の曲げる角度が深いのは35の方です。スネの上の方が痛むシンスプリントの痛みを出しやすいのは
35かもしれませんし、スネの下の方の痛みを出しやすいのは36の方かもしれません。
タイムを出す為のシューズではありませn。
膝が沈むのは35の方が沈むようですが、一人ひとり走るフォームが違うので、
“今回の場合”であって、万人に当てはまるわけではありません。
左足のテイク・オフの瞬間です。
右足のテイク・オフ同様、母趾球の使う位置が35と36では変わります。
足首の曲がる角度も違いますね。
Q.左足の腸脛靭帯に負担がかかるのはどちらのシューズでしょうか?
このように、シューズを変えれば腸脛靭帯にかかる負担、瞬間的な筋肉の硬さは随分違います。