黒爪とは、爪の下に血腫ができて、爪が黒く変色する現象です。
特に長時間のランニングで見られることが多いです。
この記事では、黒爪の原因や、ランニングにおけるリスク、そして黒爪を防ぐための対策方法について解説します。
ランニングにおける黒爪の原因としてよくシューズのサイズが挙げられますが、厳密に言うと、
シューズのアッパー部分と爪が強く干渉することで、爪に剥がされるようなテンションがかかり、これが爪を痛める原因になることがあります。
黒爪のリスク
黒爪は痛みを伴い、ランニングに集中できなくなる原因となります。
また、爪が剥がれると、新しい爪が生えてくるまで時間がかかり、その間、足の保護が不完全になり、ランニングパフォーマンスに悪影響を与えることもあります。
さらに、黒爪が悪化すると感染症のリスクも高まります。
爪を切ったあとの爪の上角は直角になります。
ランナーは爪を切った後、爪の上角をヤスリで整えることが大切です。
これにより、シューズ内で爪が引っかかるのを防ぎ、圧力を軽減することができます。
爪を切った後、そのままにしておくと、爪の角が引っかかりやすくなり、
靴下に穴が開きやすくなります。
爪の角をきちんと整えることで、靴下の耐久性を保ち、摩擦を軽減できます。
シューズを選ぶ際に「踵に指が一本入るくらいのシューズを選びましょう」とアドバイスされることがありますが、それ自体は間違っていません。
しかし、実際に履いているときに踵に指が入るのは適切ではありません。
シューズを履く際は、足をシューズに入れた後、シューズの踵を地面に軽く叩いて、踵を後ろに寄せてから靴紐を調整しましょう。
これにより、つま先側に指1本分の余裕が生まれ、足にぴったりフィットします。
※競技用のラクちんソックスは、シューズを履くことを前提に設計されています。
踵に大きな隙間があると、小指が抜けやすくなる原因となります。
運動に適したサイズのシューズを必ずお使いください。
購入時の状態のまま、シューズをそのまま履いていませんか?
シューズの紐は、一番下の穴から前方に引いて締めるのがポイントです。
最後の紐は一度上方に引いてから、前方に引いて締めます。
足の甲の前方にシューズのタン(べろ)を壁のように立てることで、
足が靴の中で前に滑り込むのを防ぎます。
シューキーパーをシューズの奥に入れ、シューズの先端にあるトゥーボックスを持ち上げることで、形状を整えます。
シューキーパーが無い、またはシューズの中に入らない、そんな時は、ゴムボールを使って整えます。
適切なシューズ選び
自分の足に合ったシューズを選ぶことが重要です。足のサイズや形状に合わないシューズでは、爪が圧迫されやすくなります。ランニングシューズは足をしっかりホールドし、足指に十分なスペースを確保しましょう。
靴ひもを適切に締める
シューズを履く際に靴ひもをしっかりと締めることが大切です。適切に締めることで足が動かず、爪の圧迫を防げます。
余計なインソールを入れない
シューズの中にインソールを追加すると、シューズの中が狭くなり黒爪を引き起こすリスクは高まります。
シューズの交換時期を守る
ランニングシューズの交換時期は、通常アウトソールの減りで判断されますが、実はインナー部分(特にトゥーボックス)の摩耗も重要です。トゥーボックスの内側が摩耗すると、爪が引っかかりやすくなり、黒爪の原因となることがあります。靴の中に手を入れて、爪が当たる部分に段付き摩耗がないか確認してみてください。
黒爪はランナーにとって避けたいトラブルですが、適切なシューズ選びやケア、予防策を講じることで防ぐことが可能です。ランニングを続けるためには、足の健康を守ることが非常に重要です。これらの対策を実践し、快適で安全なランニングライフを送ってください。
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