そもそも半月板って何?
半月板は膝関節の中にある軟骨で、大腿骨と脛骨の間のクッションの役割をしたり、グラグラしないようにしっかりと支えて安定させる機能があります。
動きの中で、膝がグラついていると、半月板に負担がかかっています
※特許取得のラクちんソックスは、膝のグラつきを減らす靴下です。
ランニングで発生する半月板損傷
これは、膝の痛みを訴えて来院した中学生のランニングフォームを撮影しました。
素足で走ると膝を捻らずに走りますが、使用していた五本指ソックスを着用して走ると膝を捻じる動きを繰り返しました。
膝を捻じる動きは目で見える
捻転(ねんてん)
●シューズの問題
半月板損傷だけに留まらず、膝から下に痛みが出た場合、まずはシューズをチェックしましょう。
■シューズの摩耗
〈参考記事〉 ミッドソール
■シューズのドロップ角度、サイズが合っていないシューズの使用
〈参考記事〉 ドロップ角度の問題
■膝のアライメントの悪さ
〈参考記事〉ニーイン・トゥーアウト
ジャンプ競技で好発する
バスケットボール・バレーボール、バドミントンなどのジャンプ競技で好発します。
着地のときに体が傾いて着地しているときは、だいたい半月板は捻られています。
らくちんソックスは、膝のねじれを防ぐ靴下です。
・ジャンプ競技で好発する 例:バスケットボール・バレーボール・体操・スキー・サッカー・野球
・膝を捻るようなあらゆる場面で起こりうる・・・ほとんどがスポーツ活動中
ジャンプ着地などで膝関節が屈曲しつつ回旋する→水平方向のストレスが加わる→半月板を部分的・全体的に損傷・断裂する
例:片足で床を滑ったとき 横から膝にタックルされたとき ジャンプ着地時に膝が外反屈曲して捻りが加わったとき
・その他スポーツ:水泳(平泳ぎ)→膝に繰り返しの捻りの力が加わるため
ランニング→徐々に半月板が摩耗するため
・誘発要因:前十字靭帯単独損傷の後遺症→膝に緩みが生じて半月板を損傷
どんな痛み?(症状)
・急性症状:1回の急激なストレスによって受傷→疼痛・関節の詰まり感
膝の伸展時に一瞬の引っかかり(キャッチング)
・部分断裂・関節内に一部が嵌入→関節がある角度から伸展できない(ロッキング症状)
・激痛・可動域制限・・・歩行ができないケースもある
治療
・保存的治療:初期→局所安静・関節穿刺による関節液の吸引・局所麻酔剤・ヒアルロン酸注射
物理療法→低周波・干渉波などの電気刺激を膝関節周囲に行う
軽症→装具・テーピングなどの補助補強
・手術:ロッキング症状・繰り返しの半月板損傷・疼痛の持続・しつこい水腫などがある場合
術後2〜3週間目→動的リハビリテーションの開始
術後2ヶ月まで→激しい運動は避ける
術後5〜6ヶ月→スポーツの完全復帰
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